フェルナンド・アロンソは、F1オーストラリアGPのクラッシュ時に心配したのは頭部を怪我することだったといい、ハローがあったら“歓迎した”と述べた。開幕戦でマシンが横転する大クラッシュによって肋骨を骨折したフェルナンド・アロンソは、今週末のF1バーレーンGPを欠場することになった。F1オーストラリアGP後、チームメイトのジェンソン・バトンは、来シーズンから導入が検討されている頭部保護デバイスに反対するための口実としてフェルナンド・アロンソのクラッシュを利用してはならないと述べていた。
ハローが装着されていた場合、マシンからの速やかに脱出することが妨げられていただろうかという質問されたフェルナンド・アロンソは「同じくらい速くクルマから出られたかどうかはわからない」とコメント。「でも、たぶんできたと思う。デバイスはあらゆるシナリオを考えて設計されているはずだからね」「転がっている最中に僕が唯一心配したのは頭を打つことだった。シートベルトはきつく締められているし、宙を飛んでいたからね」「事故の最中に頭部以外の危険はまったく感じなかった。頭さえ、何かにぶつかるのを避ければ大丈夫だと思った」「あのクラッシュでハローがあれば大歓迎したと思う。飛んでいる最中にその心配をしなくて済んだからね」フェルナンド・アロンソはレース後、マシンからすぐに脱出したのは自宅でレースを見ている母親に心配をかけたくなかったからだとし、マシンの後部からケーブルがぶら下がっているのは見えなかったため、電気ショックを受ける心配はしていなかったと述べた。「僕には何も見えなかった。ただクルマから出ようとしただけだ。あの時はとにかく足を地面に付けてあの場を離れたかった。あの瞬間に考えているのはそれくらいだ」関連:【動画】 フェルナンド・アロンソが大クラッシュ / F1オーストラリアGP