フェルナンド・アロンソは、今シーズンにフェラーリがタイトルを獲得するようなことがあれば、多少の後悔を感じるだろうと認めた。今週末のF1オーストラリアGPで最大の注目点は、プレシーズンテストで進歩を見せたフェラーリが、メルセデスとタイトル争いができるかどうかだ。フェルナンド・アロンソは、2014年末にフェラーリとの契約を破棄してマクラーレン・ホンダに移籍したが、パフォーマンス不足のためにグリッド後方で苦しんだ。
フェラーリが今年のタイトルを獲得した場合、離脱したことを後悔するかと質問されたフェルナンド・アロンソは「チャンピオンシップに勝ったらするかもしれないね」とコメント。「彼らとは今年までの契約があった。もし、彼らが本当にタイトルを獲ったとしたら、そのチャンピオンと同じくらいのドライビングができれば、僕にもその機会があったかもしれないと思うことだろう。でも、あくまで仮定の話だけどね」だが、フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダがいつかグリッドの先頭に返り咲くことを疑わない。「去年の困難はわかっていたことだし、今年もパフォーマンス面で困難に直面するかもしれない」「勝てないうちは絶対に満足なんてできない。その喜びを感じられるのは毎年1チームと1人のドライバーだけだ。それ以外のチームはみんな同じ立場にいる。僕たちはこのことを忘れがちだ。「3位や5位、7位の人の方が12位の人よりハッピーで、その人は18位の人よりハッピーで、22位の人は世界で一番不幸な人だと格付けしたがる。でも、それは違う。少なくとも僕の場合はね。順位が2位でも5位でも11位でも21位でも、痛みはまったく同じだ。勝っていないんだからね」「それでも僕は去年も今年もみんなのコミットメントを見て、このプロジェクトならいつか勝てると感じているので、内面で喜びを感じることができる。その日が来るのが短期か中期か長期かはわからないよ。でも、このマクラーレン・ホンダのパートナーシップはいつか必ず勝つ。僕たちはできるだけ短期間でそれを実現したいし、そのために努力している」「ファンの視点で見れば、Q1でポジションを争うよりも、5番手や4番手争いをする方が嬉しいのは理解できる。でも、僕たち当事者にとってはフラストレーションは同じだ。むしろ、いつも4番手に終わる方が苦しいことだってある」