フェルナンド・アロンソは、テストや開発の制限がF1のスペクタクルにマイナスの影響を与えていると考えている。2015年シーズンのエンジン開発凍結は“解凍”されたが、パワーユニットの改良は、トークンを使った限られている。来年はさらにパワーユニットの23%がレギュレーションによって凍結される。
今シーズンからマクラーレンと手を組んでグリッドに戻ってきたホンダは、パフォーマンスと信頼性の両方に苦しんでいる。フェルナンド・アロンソは、F1イギリスGPの予選で17番手だった。そのタイムはGP2の最速タイムより5秒速いだけであり、このような部分も解決が必要な問題だと指摘する。 F1に求める変化について質問されたフェルナンド・アロンソは「速いクルマが必要だ。今はGP2のタイムに近づきすぎている」とコメント。「もっとテストを増やすとか、クルマの開発を可能にするとかしてほしい。今は、冬のテストで投入したクルマのポジションを1年の終わりまでほぼキープすることになる」 「自分たちが進歩すればみんなも進歩する。それだけだ。規約がとても厳しいので、凍結されたエンジンはそれほど開発できないし、空力も厳しく規制されている」「最初のテストはシーズン全体とほぼ同じだ。なので、レースは簡単に予想できてしまうし、とても退屈だ」 フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダのプロジェクトへの楽観的見方は今も変わらないと主張するが、現在のような状況は少し予想外だったと認めた。 「その答えは数カ月先、もしくは2〜3年後になると思う。今の僕たちの競争力は望んでいたようなものではないし、少なくとも期待していたようなものではない。初年度だし、かなり厳しいのはわかっていた」「でも、さすがにQ1で姿を消すというのは思った以上の厳しさだ」 「僕はまだ楽観的だし、クルマの進歩には満足している。シルバーストンでは優れたグリップを感じたし、コーナーにも自信があった。限界までプッシュできたので、クルマに満足できた」「他との比較を見れば、いくつかのコーナーで僕たちに有利な興味深い面が見られた。いくつかの問題解決は必要だけど、明らかに正しい方向に進んではいる」 「ただ、現在のルールでは全てに多くの時間がかかる。多くのものに対して手を縛られてしまっている状態だからね」
全文を読む