3度目のF1ワールドチャンピオンを逃したフェルナンド・アロンソだが、フェラーリのとったピット戦略を擁護した。スタートで1つ順位を落とし4番手を走行していたフェルナンド・アロンソは、マーク・ウェバーがピットインしたのに反応してピットイン。しかし、アロンソは、1周目のセーフティカー時にピットインを済ませていたニコ・ロズベルグとヴィタリー・ペトロフの後ろでコースに復帰し、そこから順位を上げることができなかった。
最終的に7位でフィニッシュしたアロンソは、4ポイント差でワールドチャンピオンを逃した。「レース後にベストな戦略を考えるのは簡単なことだ」とアロンソはコメント。「もし僕たちがピットストップしなければウェバーが僕たちをオーバーテイクしていただろうし、ストップしてウェバーをカバーしたとしても、ペトロフとロズベルグが前にいたので、とても難しい判断だったと思う」「タフで難しいレースだった、僕はスタートで順位を落とし、最初のセーフティカーが出動したとき、ペトロフとロズベルグがピットインした・・・。僕たちはソフトタイヤに問題があったし、ウェバーがピットインしたので、彼をカバーしようとした」「誰かをカバーとするときは、他に何かを渡すということだ。ペッテルをカバーするか、ペトロフとロズベルグとレースをするかのチャイスだった。僕たちはウェバーをカバーしたけど、そのあとペトロフをオーバーテイクするのは難しかった。ルノーはストレートでとても速かったので、彼の後ろでフラストレーションの溜まるレースだった」「勝つときもあれば、負けるときもあるさ。レッドブルとセバスチャンを祝福したい。でも、来年は再びトライするつもりだ」