元トロロッソのF1ドライバーであるハイメ・アルグエルスアリは、25歳で引退してから6年後、世界KZカート選手権でモータースポーツへの復帰を計画している。ハイメ・アルグエルスアリとチームメイトのセバスチャン・ブエミは、2011年に揃ってダニエル・リカルドとジャン・エリック・ベルニュに現在アルファタウリとして知られるレッドブルのジュニアチームのシートを喪失。アルグエルスアリはピレリのF1テスとドライバーとして2年間過ごし、2015年にフォーミュEの初シーズンにヴァージン・レーシングから参戦した後、引退を発表した。
現在、ハイメ・アルグエルスアリは、スクワイアという名前でプロのミュージシャンとして活動しているが、新型コロナウイルスのパンデミックでツアーやフェスティバルでの演奏ができなくなり、その時間をカートでのテストで時間を埋めた。2008年の英国F3チャンピオンであるハイメ・アルグエルスアリは、9月にクリスチャンスタッドで開催される世界KZカート選手権でレース復帰を目指している。30歳になったハイメ・アルグエルスアリは「今は20歳の時とはレースの見方が非常に異なっている」と説明。レース復帰は「実際には閉じられていない感情的な穴」を閉じるのに役立つことを望んでいると語る。「カートをテストしたときの間隔は長い間感じていいものだった」とハイメ・アルグエルスアリは語った。「僕がレースを始めたとき、ヘルメットの中で微笑んでいた。ただ純粋な愛のために運転していた」「今、カートに戻ってみて同じ気持ちになった 『競争力があり、人生にインスピレーションを与えたいと思っている状況に戻ってもいいはずだ』と思った」「F1以降は苦労した。引退後はレースのワードを聞きたくなかった。起こったことを受け入れるのが難しかったし、F1レースを見ていなかった」「でも、今、僕はいろいろな経験を積んだ。時間はそれをより簡単にしてくれた」ハイメ・アルグエルスアリは、現在、楽しむこと以外に具体的な目標はないと強調するが、物事をさらに進めて、おそらくマシンに戻ることを検討するためには競争力が必要だと述べた。「自分が期待するレベルに達していない、世界のカートドライバーのトップ10に入れないと思っていたら、本格的なカムバックはしなかっただろう」とハイメ・アルグエルスアリは語った。「自分にはスピード感があり、自分のドライビングを完璧に走らせたというフィーリングがある。自分の中にそのような気持ちがなければ、トライすることさえなかっただろう」