アルファロメオF1は、2022年にドライバーラインナップを一新し、現メルセデスのバルテリ・ボッタスと今季のフォーミュラEチャンピオンであるニック・デ・フリースと契約するとの噂が浮上した。RacingNews365は、、アルファロメオは2022年に向けて現行ドライバーであるキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィに代わって、まったく新しいラインナップを起用すると報道。
アルファロメオF1は、2019年以降ドライバーラインナップを変更していない。これまで契約では1つのシートがフェラーリの若手ドライバーに与えられていたが、先月更新された契約ではその縛りはなくなったとされている。今年で42歳のキミ・ライコネンは、F1イタリアGPの週末に引退を発表するとされ、アントニオ・ジョビナッツィは上記の契約の縛りがなくなったことでお役御免となる可能性がある。2013年にウィリアムズでF1デビューを果たしたバルテリ・ボッタスは、2017年からメルセデスF1のドライバーを務めており、F1で長い経験を有している。32歳のボッタスは、メルセデスF1所属期間中に9勝を挙げているが、今シーズンはまだ優勝はない。ジョージ・ラッセルが2020年のF1サヒールGPで新型コロナウイリスに感染したルイス・ハミルトンの代役を務めて以来、シルバーアローのシートについての憶測が高まっている。そのレースでは、予選ではボッタスが上回ったものの、決勝ではラッセルがリードを奪った。ニック・デ・フリースは、ストフェル・バンドーンと共にメルセデスのテスト兼リザーブドライバーを務めている。26歳のデ・フリースは、2010年から2019年にかけてマクラーレンのヤングドライバープログラムに参加した。その後、メルセデスのフォーミュラEチームに所属し、2020/21シーズンにチャンピオンを獲得した。。フェラーリ系のチームであるアルファロメオにとって、メルセデスと提携しているデ・フリースは明白な選択ではないが、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフとアルファロメオF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは長年の関係を築いており、合意に達したと報告されている。フェラーリの公式テストドライバーであり、2021年シーズンを通してのアルファロメオのテスト兼リザーブドライバーを務めたカラム・アイロットがシートを獲得するという可能性もある。今シーズン、アイロットはF1ポルトガルGPとF1オーストリアGPで2回のフリープラクティスセッションに出走している。 現在、アルファロメオF1はチャンピオンシップの順位で9位であり、ウィリアムズに17ポイント差をつけてられている。