アルファロメオ・レーシングのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2020年F1マシン『C39』は“完全に新しいマシン”になると語る。2021年の全面的なレギュレーション変更に先立ち、今シーズンはレギュレーションが安定しているため、大部分のチームの2020年F1マシンは2019年の延長のようなものになると考えられている。
しかし、昨シーズンをコンストラクターズ選手権8位と低迷したアルファロメオ・レーシングは、異なるアプローチをとったようだ。「我々は完全に新しいマシンを作っている」とフレデリック・バスールは sport.pl にコメント。「どうなるか見てみるつもりだが、我々にはシーズンに向けて良い基盤があると思っている。昨年学んだことに基づいて改善し、我々が後退した特定の時期に何が起こったのかを正確に理解する必要がある」アルファロメオ・レーシングは、昨年12月にクラッシュテストに挑んだ際にシャシーが大破。今年2回目の試みで合格したが、非常に極端な形状のフロントノーズを採用しており、前面衝突テストを繰り返さなければならなかったとされている。また、アルファロメオ・レーシングは、ヒンウィルのファクトリーで新しいドライバーシミュレーターの構築を進めている。これまではマラネロにあるフェラーリの設備を使用していた。「今年中盤からアルファロメオのドライバーはヒンウィルで新しいシミュレーターで取り組んでいくことができる」と La Gazzetta dello Sport は報じた。