アレキサンダー・ロッシは、今季マノー・マルシャから参戦したことが、2016年のフルタイムのF1シート獲得に有利に働くと考えている。アレキサンダー・ロッシは、GP2参戦と平行して、F1シンガポールGPからロベルト・メルヒに代わってマノー・マルシャから5戦に出場することが決まった。F1グリッドにアメリカ人ドライバーが並んだのは2007年のスコット・スピード以来となる。
以前、アキレサンダー・ロッシは、2016年から新規参戦するアメリカのハースのドライバー候補に挙がったが、チームが経験者を望んだことから、候補から外れた。しかし、アレキサンダー・ロッシは、マノーでのレギュラーシート獲得に手応えを得ているという。マノーは2016年からメルセデスエンジンを搭載することが決定しており、飛躍が期待されている。「もちろん、来シーズンのフルタイムシート獲得に意欲を持っている。当然だ」とアレキサンダー・ロッシは述べた。「今、チームでこのポジションにいるのはいいことだし、それを来年に繋げたい」アレキサンダー・ロッシは、マノーがいまだに2014年のシャシーと旧型のフェラーリエンジンを使っていることから、自分にできることは残る3戦でチームメイトのウィル・スティーブンスに勝つことだけだと認める。実際、シンガポールと日本でそれをやり遂げている。「今はクルマのパフォーマンスの違いが明白なので、最初の2戦と同じことを目指すしかない。どちらの週末も金曜日に何度も作業を中断させられているので、それをうまくこなせたら日曜日の結果はもっと良くなると思っている」