ウィリアムズF1チームのアレクサンダー・アルボンは、サウジアラビアグランプリでのランス・ストロールとの接触を引き起こしたとして、次戦オーストラリアグランプリで3グリッド降格ペナルティを科された。サウジアラビアグランプリの48周目、ランス・ストロールと11位を争っていたアレクサンダー・アルボンは、ターン1でインサイドにもぐりこんだ。だが、ストロールを完全に並んでコーナーに入ることができんかったアルボンは、右フロントタイヤをストロールのサイドポッドにヒットさせ、リムが外れてリタイアした。
その結果、ランス・ストロールはターン2でスピンを喫したが、最後にレースウィナーのマックス・フェルスタッペンに周回遅れにされたものの、レースを続行して完走した。アレクサンダー・アルボンは。このインシデントの責任があるとみなされ、第3戦オーストラリアグランプリで3グリッド降格ペナルティを科された。FIAスチュワードは「スチュワードは、23号車(アレクサンダー・アルボン)のドライバー、18号車(ランス・ストロール)のドライバー、チームの代表者から話を聞き、衝突に関連するビデオ証拠を調査した」と報告書で述べた。「23号車はブレーキを遅らせてインサイドで18号車のオーバーテイクを試みた。オーバーテイク操作を実行する際に、23号車はロックしてコーナーのエイペックスで18号車と衝突した。23号車は衝突の全体的または主に責任があると判断した」また、アレクサンダー・アルボンは、スーパーライセンスに2点のペナルティポイントを科された。アレクサンダー・アルボンは、50周の90%以上を走行していたため、サウジアラビアグランプリで完走扱いとなったが、チームメイトのニコラス・ラティフィは15周目にセーフティカーを出動させたクラッシュでリタイアしており、ウィリアムズF1は2台揃ってはチェッカーを受けられなかった。開幕戦でノーポイントだったレッドブル・レーシングとマクラーレンが入賞したことで、ウィリアムズとアストンマーティンはまだ2022年でオピントを獲得していない唯一の2チームとなった。