F1トスカーナGPで待望のF1初表彰台を獲得したレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、1週間前のF1イタリアGPでアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが優勝に影響を受けることはなかったと語る。2019年中盤にピエール・ガスリーと交代する形でレッドブル・ホンダに昇格したアレクサンダー・アルボンは、今季期待されたパフォーマンスを示すことができておらず、F1イタリアGPでピエール・ガスリーがF1初優勝を果たしたことで風当たりが強くなっていた。
レッドブル・ホンダはピエール・ガスリーと交代するべきとの声も強まっているなか、アレクサンダー・アルボンはムジェロ・サーキットで開催された波乱のF1トスカーナGPで終盤にルノーのダニエル・リカルドを抜いて3位でフィニッシュ。批判への答えを出した。「ガスリーの勝利によって何かが変わったわけではない」とアレクサンダー・アルボンは ESPN に言った。「他のドライバーがうまくやっているのを見るのは素晴らしいことだけど、それでモチベーションが高まるということはない。もともとやる気はあるからね」 アレクサンダー・アルボンは、ほとんどのレース週末にチームメイトのマックス・フェルスタッペンに匹敵することができず、厳しいシーズンを過ごしてきた。だが、F1トスカーナGPでは予選でフェルスタッペンに近づくパフォーマンスを見せている、アレクサンダー・アルボンはプロセスに集中すること、そして、成功がその結果として現れると信じていることと語った。「自分を向上させること。本当にシンプリなことだ。チームとうまく連携し、小さなことに集中し、あまり周りを見回さないことだ」とアレクサンダー・アルボンは言った。「サーキットだけでなく、コース外でもドライバーとして向上しているという実感があるし、今もそれが目標だ・・・」 「僕の立場を見れば、これまでの僕たちの思い通りにはいっていなかったし、結果は僕たちの実力を示せていていかったと感じている。そこはプッシュし続けなければならない部分だし、まだ僕たちには良い仕事をするためにシーズンが半分残っている」アレクサンダー・アルボンは、現在グリッドで唯一のアジア人ドライバーであり、F1で表彰台を獲得した初のタイ人ドライバーとなった。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響でアジアでのレースは開催されない。「大きな損失だ。非常に情熱的で良いアジアのファンと会えないことを寂しく感じている。僕たちも残念だけど、アジアのファンも僕たちのレースを見ることができないから残念だろうね」
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