トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、初ポイントを獲得したF1バーレーンGPのスタート時に火花のシャワーを通過するのは“火の玉”が顔に向かってくるようだったと感じたと語った。ルーキーのアレクサンダー・アルボンは、レース終盤のルノーのダブルリタイアもあり、F1での2戦目で9位入賞を果たして2ポイントを獲得した。
12番グリッドからスタートしたアレクサンダー・アルボンは、1コーナーでのすし詰め状態から始まった。その後のコーナーではアルボンはランス・ストロール(レーシングポイント)に続いていたが、ストロールのマシンからはロマン・グロージャン(ハース)との接触によって大量の火花が散っていた。「僕の周りは少しセーフティに行きすぎていたし、早くブレーキをかける人もいた。僕もそれに反応してブレーキをかけた。だから、ターン1であまりにもセーフティにいき過ぎてしまった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「ターン3の出口では顔に火の玉が向かってくるような感じだったし、それに気を散らわされてしまった。それで窮地に陥れってしまった。そのあと彼はブレーキをかけました。『何が起こっている?彼は損害を受けているのか?』というような感じだった」アレクサンダー・アルボンは、火花は視覚的な妨げになっただけでなく、回避行動をとる必要があったと語る。「本当に熱いかった。熱さを感じることができるものだね」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「心配はしなかったけど、新しい経験だった。『ワオ、これを抜ける必要があるのか』という感じだったね」「彼を避けて、すべての“炎”を避けようとしていたので、実際にポジションを失ってしまったと思う」ランス・ストロールをクリアした後は、“すべてのスティントでが誰かと戦っていた”ように感じたとアレクサンダー・アルボンは語る。アレクサンダー・アルボンは、アルファロメオのキミ・ライコネンとホール・トゥ・ホイールのバトルを展開し、チームメイトのダニール・クビアトとハースのケビン・マグヌッセンを抜いた。それによってポイントを獲得するチャンスが生まれた。「それ以上のバトルがあったと思う」とアレクサンダー・アルボンは語る。「もう少しクリーンエアーが得られていたら、僕たちははるかに良かったかもしれないので、スタートは少し残念だった」「でも、パフォーマンスには満足している。まず必要なのはもう少し予選をうまくやってQ3に進出することだ。僕たちはそれに値する、もしくは僕たちにはそれができるはずだと思っているからね」アレクサンダー・アルボンは、シーズン開幕戦のオーストラリアGPでは他のクルマとしっかりと戦うことができていなかったので、グランプリを楽しんだと語る。また、レース中はとても忙しかったので、自分が誰と戦っているのかあまりわからなかったと認める。「サプライズだった。自分のレースができたはいたけど、全員がピットしたり、ピットから出てくると、実際に誰と戦っているのかわからくなるものだ」「レースを終えて、チームが『君は9位』だと伝えてきた。『おう・・・OK』という感じだったね」