マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの22戦にわたるF1ワールドチャンピオン争いは、最終戦のファイナルラップで決着がつくことになった。スタートでレースを奪ったルイス・ハミルトンは、圧倒的なペースでレース全体を支配。しかし、残り6周でニコラス・ラティフィ(ウィリアムス)がクラッシュすると事態は一転した。
クラッシュによりセーフティカーが導入されると、ポジションキープのためにルイスハミルトンはピットストップを行うことができずステイアウトを選択。マックス・フェルスタッペンはソフトタイヤへ交換してレースをリスタートする。審議の後、レースは残り1周で再スタートを切り、チャンピオン獲得をかけたマックス・フェルスタッペンに残されたのはたった1周16コーナーだった。フェルスタッペンは5コーナーでハミルトンを見事オーバーテイクし、9コーナーで抜き返しを図るハミルトンに対してすばらしいディフェンスを見せ、見事に抑えた。予想もしなかったレースのファイナルラップの戦いにより、フェルスタッペンが今シーズンのチャンピオンを獲得した。