レーシングブルズF1チームのアラン・パーメイン代表は、角田裕毅の今季の走りについて「トップドライバーと同じレベルで戦えている」と高く評価した。角田裕毅は2025年シーズン、レッドブル・レーシングに昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして参戦している。難しいコンディションとなったアゼルバイジャンGP予選では、赤旗や雨に翻弄されながらも冷静に走り切り、レッドブル加入後自己最高となる6番手を獲得。安定感を見せた。
パーメイン代表は「裕毅はマシンの力を最大限に引き出し、困難な状況でも落ち着きを失わない。その点でトップドライバーと肩を並べている」とコメント。さらに「エンジニアの助言を柔軟に取り入れ、自らの成長に結びつけている。これは若手だけでなく、ベテランにも重要な姿勢だ」と称賛した。アイザック・ハジャーへの評価今季ルーキーの中でも目覚ましい活躍を見せているアイザック・ハジャーについても、パーメイン代表は言及した。ハジャーはオーストラリアGPでのフォーメーションラップ中のクラッシュから巻き返し、ザントフォールトで初表彰台を獲得。その後も印象的な走りを重ねている。マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして苦戦する角田に代わって昇格する可能性が取り沙汰されているが、本人はアゼルバイジャンGPを前に契約済みとの報道を否定した。パーメイン代表は「その判断はシーズンのかなり後になる」としつつ「我々は完璧なマシンを与える必要があるし、彼自身も完璧な週末を遂行しなければならない。彼がすべてをまとめた時、非常に強力な週末を作り上げられる」と語った。「アイザックは助言を受け入れる姿勢があり、他人の意見を学びに変えることができる。時に自分に厳しすぎるが、それも成長の一環だ」リアム・ローソンへの期待さらに来季のシートを争うリアム・ローソンについても、パーメイン代表は言及した。「アイザックと同じで、他の19人のドライバーと変わらない。完璧な週末を遂行することだ」「これ以上大きなアップグレードは期待できない。現状のマシンで戦うしかない。その中で、彼とエンジニア、そして英国やファエンツァのサポートが一体となって、最善の準備をしなければならない。彼自身も完璧な週末を届ける必要がある」ローソンはアゼルバイジャンGP予選で自己最高の結果を残し、存在感を示した。2026年に向け、角田裕毅、ハジャー、さらにはF2のアービッド・リンドブラッドを含むドライバーラインアップを巡る決断が、チームに迫られることになりそうだ。
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