角田裕毅は、映画『F1/エフワン』の主演俳優であるブラッド・ピットを一般のファンと間違えてしまったエピソードを披露した。今月、ニューヨーク・タイムズスクエアでF1を題材とした話題のハリウッド映画『F1』のワールドプレミアが盛大に開催された。主演のブラッド・ピットやプロデューサーのルイス・ハミルトン、ダムソン・イドリスに加え、角田裕毅をはじめ、現役F1ドライバーほぼ全員が出席し、イベントはまさにF1の“映画グリッド”とも呼べる熱気に包まれた。
その際、角田裕毅は声をかけてきたブラッド・ピットを一般のF1ファンと間違えてしまったと明かした。「ホテルを出ようとしたとき、後ろから『ユウキ、ユウキ』って声をかけられたんです」と角田裕毅はコメント。「最初は普通のファンの方だと思って、本当にただのファンの方だと思ったんですけど、振り返ったらそこにいたのがブラッド・ピットさんで」「そのまま近づいてきて、『やあ』って挨拶してくれたんです」角田裕毅は、映画の中でブラッド・ピット率いるAPXGPがF1グリッドに登場するシーンに実際のF1マシンとともに登場しており、レース中に何度も“抜かれる側”として映し出される。本人もそれを自覚していたようで、プレミア後のインタビューでは笑いながらこう語った。「クールな映画でした。でも僕は……何度も抜かれましたね。ブラッド(ピット)に(笑)」と角田裕毅はコメント。「スピード感がすごくて、自分がF1マシンに乗ってる感覚になります。観る人はあの迫力を味わえると思います」映画『F1/エフワン』は、90年代に活躍しながら事故で表舞台から退いた元F1ドライバー、ソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)が、低迷する新興チームAPXGPのために現役復帰し、若きチームメイト、ジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)と共に戦う姿を描く。監督は『トップガン・マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー、製作はジェリー・ブラッカイマーが務める。日本では6月27日(金)に劇場公開を開始。F1ファンはもちろん、モータースポーツ初心者にとっても見逃せない一本となりそうだ。