角田裕毅はF1モナコGP金曜フリー走行2回目でマックス・フェルスタッペンのすぐ後ろにつけた。最終的に角田は11番手タイムを記録したが、2人の差はわずか0.002秒だった。セッション終了後、ヘルムート・マルコは角田のパフォーマンスに満足していると、GPblogを含む一部メディアに語った。角田裕毅のパフォーマンスは、実はさらに称賛に値するかもしれない。というのも、彼のマシンには最新のアップデートが投入されていなかった。
一方のフェルスタッペンはアップデート済みのRB21を使用していたにもかかわらず、タイム差は数千分の一秒だったのだ。「彼(角田)は今日は良かった。幸運なことにミスもしなかった。彼は去年もこのモナコでレーシングブルズとして速かったから、今回もその勢いが続いてくれるといい」とマルコはコメント。フェルスタッペンはアップデート仕様、角田は旧仕様で走行フェルスタッペンが新パーツを使っている一方で、角田裕毅が旧スペックでほぼ同タイムを記録したことは、マルコにとっても驚きだったという。「旧仕様でマックスとほぼ同じタイムを出しているのは驚きだよ。でもマックスはマシンを気に入っていない。彼はアンダーステアが強すぎると言っている」ただし、フェルスタッペンにはセッション中に不運もあった。第2セッションではトラフィックに悩まされ、クリアラップをうまく取れなかったのだ。それでもフェルスタッペンは、今週末に向けて改善の余地があると確信しており、マクラーレン勢に近づけることを期待している。
全文を読む