角田裕毅は、2025年にレッドブル・レーシングのシートを獲得できる可能性について「50%」の感触だと語り、「どっちに乗ることになっても頑張ります」と語った。2024年F1シーズンを終えて日本に帰国した角田裕毅はホンダのファン感謝ファン感謝イベント『Honda Racing 2024 Season Finale』に出演。メディアには来季についてレッドブルから「質問NG」とのお達しがあったが、トークショーではその話題について触れた。
角田裕毅は今年6月にビザ・キャッシュアップRBへの残留が発表されており、少なくとも2025年にF1を戦うことは決定している。先週、ヤス・マリーナ・サーキットでレッドブル・RB20で走行してレッドブルのF1マシンを初めてテストした角田裕毅。来シーズに向けて「テストおつかれさまでした。フィードバックが褒められたみたいで」と司会のサッシャーから振られると「その路線に持っていきますね」と角田裕毅ははにかみながら語った。「どっちに乗っても頑張ります」「正直、僕はわかんないんです。50パー50パーだと思ってますし、もちろん、レッドブルに乗れたら一番うれしいですけど、ただ、皆さんが推してくれてるこのシチュエーションがすごく僕的にはありがたいですし、どのチームに行ってもやることは同じなんで」「別にチームはレッドブルだけではないんで、もちかしたら、ビザ・キャッシュアップも開発で上回るかもわからないんで、別にレッドブルじゃなくちゃいけないというわけではないんで、本当にどうなるかわからないですけど、とくに僕がポイントをいっぱい獲って活躍できてらなと思います。来シーズンのことはさておきレッドブル・RB20に乗ってみてどうでしたかと司会者から質問された角田裕毅は「速いですね、やっぱり」とコメント。「ロングラン、長い距離になるとF1って結局は効率性なんで、ストレートを走った時のクルマの空気抵抗の少なさと、そのなかでダウンフォースを増やせるかが重要なんで、そのバランス、効率性がレッドブルが全然あります」「長い距離になってきたときに特に高速コーナーでスライドする量が積み重なっていくことでタイヤの持ち方が全然違ってくる。今のタイヤってひとつのそのスライドにすごくセンシティブなので、タイムに繋がってくる。だから、ロングランになった時にダウンフォースの多いレッドブルの方が全然優位になってくる。自然に走ってても簡単に((タイヤが)持つクルマだと思います」角田裕毅には表彰台、さらには日本人初のグランプリ優勝の期待がかかる。「まずは予選で3番手とれたのはいいスタートだったと思いますし、そこで自信もかなりつきましたし、一番最高なのは鈴鹿で表彰台を取るのが最高です」と角田裕毅。「もちろん、それを獲れるために、いつかもっといいクルマを作って、もっといいチームになっていきたいですけどね…それが来るまで…来年かもしれないし…頑張ります」「来年どうなるかわからないですけど、皆さんと一緒にレースを楽しんでいけたらなと思います」と角田裕毅は締めくくった。