角田裕毅は、2023年のアルファタウリF1のチームリーダーの役割は、ニック・デ・フリースと自分のどちらか速い方に与えられると考えている。ピエール・ガスリーの隣で仕事のコツを学んだ角田裕毅は、2023年にアルファタウリで3年目のF1シーズンを迎えようとしている。
だが、そのピエール・ガスリーはアルピーヌF1チームに移籍。角田裕毅は、フォーミュラE、FIA-F2、スポーツカーで印象的な履歴書を誇りもF1ではルーキーであるニック・デ・フリースを新たなチームメイトに迎える。角田裕毅はアルファタウリF1に2年間在籍しているが、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、メルセデスF1でテストやシミュレーターの仕事で経験を積んできた27歳のニック・デ・フリースが、自然とチームのリーダーになると今でも考えている。ヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーの後任としてニック・デ・フリースの加入が決まった際、「裕毅は若く、そのような経験やバックグラウンドを持っていないので、ニックがチームを率いることになるはずだ」と語った。「来年どうなるか見てみるが、彼の経験とパーソナリティからして、彼がチームリーダーになるはずだ」アルファタウリF1の最長在籍ドライバーとなる角田裕毅は、自分により多くの責任が与えられると感じており、ニック・デ・フリースが自動的にリーダーの役割を担うことを否定。最速のドライバーがチームを担当することになると指摘した。ニック・デ・フリースの加入によるアルファタウリF1内での自分のポジションについて質問された角田裕毅は「いずれにせよ、速い方の男がチームをリードすることになると思います」と語った。「だから、チームリーダーであろうとなかろうと、僕は自分の仕事に集中するだけですし、多くのことを学び、改善していきます」「もちろん、ピエールが去ることになるので、今年よりも責任を負っています。それでも、僕はそれを達成できるという強い自信を持っています。僕はより強くなって戻ってきます」角田裕毅の自信は、ハースF1チームに次ぐ9位に後退したアルファタウリにとって厳しい年だったにもかかわらず、より強く2022年を締めくくることができたことに起因している。「今シーズン全体として、僕は常にすべてのレースをかなりうまく進めてきたと思っています、今年の結果にはかなり満足しています」と22歳の角田裕毅は説明した。「もちろん、まだ多くの改善、特に一貫性が必要ですが、少なくとも来年の目標については明確です」「また、ピエールにも心から感謝しています。この2年間、彼なしではこれほどの進歩を遂げることはできなかったと思うし、彼から多くのことを学びました。彼がいなくて寂しいけど、彼と一緒に仕事ができてうれしかったです」