ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、FIA-F2 第7戦ベルギー大会のレース1で今季2勝目となる優勝。F1昇格にさらに近づくランキング3位に浮上した。2018年にFIA F4日本選手権でチャンピオンを獲得した角田裕毅は、2019年にヨーロッパに活動の場を移してFIA-F3に参戦し、ランキング9位でシーズンを終えており、F1参戦に必須となる40点のスーパーライセンスポイントのうち15点を保持。今季、F2でランキング4位以上になれば、F1スーパーライセンスを獲得できる。
スパ・フランコルシャンのレース1で優勝した角田裕毅は、合計111ポイントとなり、ランキング首位のカラム・アイロット(122ポイント)、2位のロバート・シュワルツマン(115ポイント)に次ぐ、3位に浮上。F2チャンピオンも視界に入ってきた。だが、「正直、あまりプレッシャーを感じていません」と角田裕毅は語る。「今年はチャンピオンシップとしては良いスタートを切ることができなかったと思います。僕はいつも自分を挑戦者だと思っています。僕は挑戦者です。今年は、特にルーキーとして、昨年と同じ状況ではありません。異なるマシンと異なるのタイヤです。それに経験豊富なドライバーにとってはアドバンテージが少し少なくなります」「今後、チャンピオンシップで1位に立ったとしても、最後までプッシュするつもりです。抑えたレースをするつもりはないですし、プレッシャーはあまり感じていません。F1ドライバーになるために今日のようにいつも激しくプッシュしています。だから、プレッシャーはないですし、とにかく最後までプッシュするだけです」