ウィリアムズは2026年F1オーストラリアGP決勝でポイントを獲得できず、アレクサンダー・アルボンが12位、カルロス・サインツJr.が15位でレースを終えた。両ドライバーとも完走は果たしたものの、上位争いには加われない厳しい戦いとなった。アルボンは序盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)中にピットインしてハードタイヤへ交換したが、グレイニングに苦しみ2回目のピットストップを強いられた。
一方のサインツJr.はフロントウイングの問題により3回のピットストップを行う展開となり、週末を通して続いた信頼性トラブルも影響して後方でのレースを余儀なくされた。ボウルズ「将来につながる学び」チーム代表のジェームス・ボウルズは、この週末から得た学びを前向きに捉えていると語った。「厳しい週末だったが、将来に役立つ多くの学びがあった」とボウルズはコメント。「我々が望むレベルでパフォーマンスを発揮できていないことは分かっているが、このマシンについてすべてを理解する良い機会でもあった」「レースでは両ドライバーとともにそれを実行することができた」「パフォーマンスが不足していることは明らかであり、それを改善するための計画はすでに進めている。週末を通していくつかの小さな問題もあり、それらは現在洗い出されている」「両マシンは完走したが、その影響でまだパフォーマンスを発揮しきれていない部分があった」「上海に向けて何を変える必要があるかをチームで見直していく。学ぶことは多いが、レースを重ねるごとに一歩ずつ前進できると確信している」「また別の話になるが、新しいレギュレーションの下でフィールド全体にわたって素晴らしいレースが見られた」「オーバーテイクが難しいサーキットの一つでこれだけのバトルが見られたのは良かった。完璧ではないが、スポーツとしては悪くない状況だと思う」アルボン「ノーマンズランドにいる」12位でフィニッシュしたアレクサンダー・アルボンは、現状のパフォーマンス不足を率直に語った。「今日は僕たちにとって長いレースだった」とアルボンはコメント。「今の僕たちはノーマンズランドにいて、ミッドフィールドとも本当に戦えていない」「戦略自体は良かったが、明らかにペースが不足している」「ラップタイムからも分かるようにマシンは重量があり、十分なダウンフォースも生み出せていない。特にハードタイヤではグレイニングも問題になった」「現実的には、どこでラップタイムを見つけられるかは分かっている。チームは僕たちが目指す位置に近づくために積極的な計画で懸命に取り組んでいる」「今日のポジティブな点は走行距離を稼げたことと、これまでのセッションで起きていた信頼性問題を乗り越えられたことだ。この週末からできる限り多くを学び、次の上海で活かしたい」サインツJr.「途中からテストセッションだった」15位でレースを終えたカルロス・サインツJr.は、フロントウイングの問題が大きく影響したと語った。「すべてのセッションで問題が多すぎて厳しい週末だった」とサインツJr.はコメント。「スタートは良く、序盤で12位まで順位を上げることができた」「しかしフロントウイングに問題が発生し、エアロバランスを完全に失ってしまった」「その影響でアンダーステアが強くなり、タイヤのデグラデーションも大きくなった」「そこからは正直なところテストセッションのようなものになった。このフロントウイングの問題は新しいものではない」「短期的に改善したいなら、こうした問題をすぐに解決する必要がある」「やるべき課題は多いが、改善するための良い計画を立てられると信じている」ウィリアムズにとって開幕戦は厳しい結果となったが、両マシン完走という成果とともに課題も明確になった。チームは次戦の中国GPに向けてパフォーマンス改善を急ぐことになる。
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