ウィリアムズF1は、2026年F1シーズン開幕前に行われる最初の公式テストとなるバルセロナでのプレシーズンテストに参加しないことを明らかにした。新レギュレーション下で開発が進む2026年F1マシンの準備が遅れていることが、その理由だ。2026年F1は、アクティブエアロの導入や内燃機関と電動出力がおよそ50:50となる新世代パワーユニットなど、大幅な技術刷新とともに新時代を迎える。
各チームがその難易度の高さを認める中、ウィリアムズは新車FW48の開発スケジュールが後ろ倒しとなり、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.はいずれも1月26日から30日にかけて行われるバルセロナテストを走行しないことになった。5日間のうち、各チームに許される走行日は3日間とされている。「ウィリアムズF1チームは、FW48プログラムの遅れを受け、来週バルセロナで実施されるシェイクダウンテストに参加しない決定を下した。最大限のマシンパフォーマンスを追求するためだ」と、グローブを拠点とするチームは声明で述べている。「その代わりとして、来週は2026年F1マシンを用いたVTT(バーチャル・テスト・トラック)プログラムを含む一連のテストを実施し、バーレーンでの最初の公式テスト、そしてメルボルンでの開幕戦に備える」さらに声明は、「今後数週間でサーキットに戻ることを楽しみにしている。日頃から支えてくれているファンの皆さんに感謝したい。2026年には多くの楽しみが待っている」と続けている。プレシーズンテスト欠席という状況は、財政難に苦しんでいた2019年シーズン前を想起させる。当時のウィリアムズは、予定していた自前のシェイクダウンに加え、バルセロナでの合同テスト最初の2日間を欠席し、残り2日間で限られた走行しか行えなかった。ただし、現在の背景は大きく異なる。チームはドリルトン・キャピタルのもとで安定した資金を得ており、2019年当時のような大規模なレギュレーション変更も存在しなかった。それでも、2026年F1レギュレーションの変革規模を考えれば、準備の遅れが与える影響は小さくない。なお、2回目のプレシーズンテストは2月11日から13日にかけてバーレーンで開催される予定で、ウィリアムズにはその期限までに態勢を整えるための時間は残されている。
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