ヨーロッパラウンドの開幕戦となるスペインGPでは大半のチームが大幅なアップグレードを投入するとみられているが、ウィリアムズはモナコまで大きなアップグレードはないかもしれないとしている。フライアウェイの開幕4戦を終え、スペインGPまでは3週間のブレイクがあるため、大半のチームがその期間を利用してマシンに多くの新しい開発を施すのが通例となっている。
しかし、ウィリアムズのテクニカル・ディレクターであるサム・マイケルは、ウィリアムズが新しいパーツを持ち込むのはもっと後になる予定だと語る。「バルセロナのためにいくつかのものを持ち込むし、それは良い進歩だが、より大きな進歩はモナコやイスタンブールになるだろう」とサム・マイケルは語る。最後のプレシーズンテストでは戦闘力がありそうにみえたウィリアムズだが、ウィリアムズは現在コンストラクターズ7位におり、オーストラリアでのルーベンス・バリチェロの8位が最高順位となっている。しかし、サム・マイケルはFW32には引き出す必要がある優れたポテンシャがあると確信している。「多くの変更を施したので、スピードをもう少し増すのには時間がかかる」「我々にはマシンに対する優れた開発プログラムがあるし、次の数レース、モナコとイスタンブールでたくさんのものを持ち込む」「我々はただ集中してできるだけ早くマシンに開発物を搭載しようとしている」