ウィリアムズは、F1シンガポールGPの決勝レースで、ロバート・クビサが16位、ジョージ・ラッセルがリタイアでレースを終えた。デイブ・ロブソン(シニアレースエンジニア) 「3回のセーフティカー導入で2時間レースの制限に近づく長く難しいレースだった。ジョージは残念なことにスタート直後に接触されてフロントウイングにダメージを負った」
「その後、プライムのコンパウンドでロングスティントを走り、オープンエアでは好ペースを発揮していたが、グロージャンとのバトルの末、ウォールにぶつかってレースを終えることになった。ロバートは序盤のスティントでペースに苦戦したが、プライムのコンパウンドを履いた第2スティントは満足できるようになっていた。度重なるセーフティカーで同一周回にとどまり、集団にもついていくことができた。最後のリスタートではマグヌッセンが使い古したタイヤにかなり苦戦しており、ロバートがオーバーテイクを成功させて16位フィニッシュを遂げた。最後に履いたタイヤセットにバランスの問題を抱えていたため、その難しさを考えれば、最後までレースを管理する本当に素晴らしい仕事を果たしてくれたと思う。チームにとっては難しい週末となり、さらに今シーズン初のDNFを喫してしまったが、それでもシンガポールで過ごした時間からいくつか有益な点も得られた。今後、これが利益を生むはずだ。管理するのが難しいレースだったが、チームは力を合わせて非常にうまく取り組み、状況もしっかりと管理した」ロバート・クビサ(16位)「このレースがドライバーやマシン、タイヤにもたらす、ありとあらゆる困難にかなりうまく対応できたと思う。最後のタイヤセットはバランスに問題があったので、終盤の20周はものすごくチャレンジングだった。結果は最高ではないし、それは予想していたことだが、このレースの厳しさを考えると、このレースのゴールとして達成したものはとても大きいと思う。2~3年前の自分の状態は分かっているし、僕がこれだけ良いレースを戦えるなんて誰も信じていなかったはずだ」ジョージ・ラッセル(リタイア)「スタートから散々なレースだった。1コーナーでロバートとダニエル(リカルド)に挟まれてしまった。仕方ないことだけどね。レースが進むにつれてペースは良くなったように思えたけど、グロージャンがターン8のエントリーでオーバーテイクを仕掛けてきた。エイペックスでサイド・バイ・サイドになり、僕が勢いよくインサイドに飛び込んで彼よりも十分前に出た状態でコーナーを抜けた。その時点でアウトサイドにいる人は譲るべきだ。その次に起きたのは彼のフロントウイングが僕の左リアにぶつかり、僕はウォールにぶつかってしまった。まずまずの週末になりそうだったが、そのチャンスを逃すことになってしまった」