ウィリアムズのテクニカルディレクターを務めるサム・マイケルは、年末に辞任する前にチームの状態を好転させると決意を固めている。ウィリアムズは4日(火)、2011年末にサム・マイケルとチーフエアロダイナミシストのジョン・トムリンソンがチームを離れることを発表した。実際にはサム・マイケルは第2戦F1マレーシアGP後に辞任を申し出ていたと AUTOSPORT は報じている。
だが、サム・マイケルは、FW33はまだ競争的なパッケージになる寸前であり、ヨーロッパシーズンの開幕レースにむけた新しいパッケージがそのポテンシャルを解放すると信じていると述べた。「チームがマシンを仕上げ、トランスミッションのような本当に革新的なデザイン領域を生かすのはそれほど遠くないと思う」とサム・マイケルは述べた。「小さなステップだけでFW33を競争的になるし、そうするために我々は今後3〜4レースでマシンに多くのアップグレードをもたらす」「アイデアや新しいコンセプトが不足しているわけではないし、現在の開発の進展は強力なものだ。それを素早くトラックでそれを得られれば競争的になると確信している」「我々は他チームと比較してわずかな時間でKERSを仕上げたが、レースではまったく問題を引き起こさなかった。しかし、冬季テストでは多くの休止時間があった。最小のトランスミッションを生み出すことは我々のグループのリソースを使い過ぎてしまったが、以前のトランスミッションから大きなステップを遂げる必要があった」「シーズン末までにレースを完全に諦めた場合、2011年中に2012年のトランスミッションを導入する予定なので、それは来年成果をあげるだろう」「その仕事と安定したKERSプラットフォームを持つことは、今年の冬にウィリアムズの大きな助けになるだろう」またサム・マイケルは、フランク・ウィリアムズとアダム・パーが2011年以降も異なるポジションでチームに留まるよう要求してきたが、F1で新しいチャレンジンを探すために適切なタイミングだったと感じたと明かした。「最初の乏しいパフォーマンスの後、取締役会はチームが技術部門を評価する必要があると判断した。私はその部門のエンジニアに対して責任があるので、当然、いかなる評価も私の役割に含まれる」「どんな職、どんな会社においても、完璧にはいかなかったり、直接の管轄外だと思うことは常にあるものだ。だが、仕事を引き受けるときは、そのような状況のすべてを引き受けるものだ」「アダムやフランクによって会社内に新しい上級職を提供されたが、加入するシニアエンジニア達に対してフェアではないと感じたので断った」「彼らには、その部門で何が正しいか、何が間違っているかを決定することができる自由な裁量が必要だ。現在のシニアエンジニア達が背後にいない方がより簡単に新しいアプローチをとれる。また転職するタイミングだとも感じた」「私は2011年末まで雇用されたままだし、ウィリアムズに完全にコミットしている。その間は、2011年マシンの開発に集中するし、レースに出席し、新しいエンジニアが彼らの役割に移行するのを助けていく」「今は2012年および2013年マシンのプログラムを実施する者が誰もいないので、まだ実際には私とジョン・トムリンソンがその全てに完全に関わっている。しかし、新しいエンジニアが到着すれば、その仕事はシフトすると思う。、2011年に取り組み、そして新しいエンジニアと将来に取り組むことが全員の利益だ」10年前にウィリアムズに加入したサム・マイケルは、チームでの時間を誇りに思っていると付け加えた。「プロとして、まともなマシンパフォーマンスでここでの仕事を終える決意を固めているし、今は変化についてかなり冷静だ。私にとって今はそれが重要なことだ」「ここで懸命に働いている素晴らしい人々に対して多くの称賛がある。ウィリアムズでの時間にはまったく失望してはいない。実際はその反対だ。テクニカルディレクターとしてがすべてではなく、私の人生における10年においてね。実際、30代全体だった!」「でも、今は次のチャレンジへの準備もできている」「もちろん、誰にも感情はあるが、3週間前に辞任したので、すでにそのためにすべきことはしたよ! F1を愛しているし、レースは私の人生なので、前を見ているし、長期間ここにいるつもりだ」
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