ピエトロ・フィッティパルディは、4日(金)FIA 世界耐久選手権(WEC)の開幕戦 スパ6時間レースの予選での大クラッシュによって骨折した両足の手術が無事に成功したことが発表された。ドラゴンスピード/BRエンジニアリングBR1・ギブソンの10号車で最初のタイムアタックを務めたピエトロ・フィッティパルディはオー・ルージュでコントロールを失い、高速でバリアにクラッシュ。セッションは赤旗となり、ピエトロ・フィッティパルディは医療班によってメディカルセンターに搬送された。
その後、ピエトロ・フィッティパルディはヘリコプターでCentre Hospitalier de la Citadelle de Liegeに搬送され、両足を骨折しているが、命に別状はないことが発表されていた。5日(土)に発表された最新情報では、昨晩ピエトロ・フィッティパルディが骨折した足の手術を受け、無事に成功したという。「ピエトロ・フィッティパルディは体調もよく、容体も安定している」とFIAは声明で発表。「昨晩、彼は骨折した両足の手術を受け、手術は成功した。彼はCentre Hospitalier de la Citadelle de Liegeに入院している」「複雑骨折した左足は満足のいく動作をしている。ピエトロは手術室を出て完全に意識があり、彼に何が起こったのかを説明することができた」「本日10時30分時点で彼は集中治療室を出た。彼の父親が夜中に彼に付き添っていた」「我々全員がピエトロの速やかな回復を願っており、できるかぎり早く再びバドックで彼に会えることを願っている」ドラゴンスピードは、事故によってマシンが大きな損傷を負っており、レースができる状態まで修理することができないため、本日のスパ6時間レースの決勝は欠場することになった。2度のF1ワールドチャンピオン、エマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロ・フィッティパルディは、WECと並行して、今年、日本でチームルマンからスーパーフォーミュラに参戦。また、デイル・コイン・レーシングからインディ500を含めたインディカーに7戦出場する予定となっているが、今回の怪我によりしばらくレースを欠場することになる。
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