マーク・ウェバーは、F1キャリアをフェラーリで終える可能性も“十分にあった”と認めた。今月末のF1ブラジルGPを最後にF1を引退し、2014年からはポルシェでWEC世界耐久選手権に挑戦するマーク・ウェバーは、フェラーリがフェリペ・マッサの後任を探していた今年、フェラーリに移籍する可能性があったことを明かした。
マーク・ウェバーは「寸前までいっていた」と Speed Week にコメント。「(レッドブルのオーナー)ディートリッヒ・マテシッツに電話をかけたくらいだ」「でも、フェラーリとは合意できなかった。そうなっていたら、僕は今、フェリペ・マッサのクルマに乗っていただろう。2014年もね」「自分に期限を設けていて、去年のカナダGP前の木曜日にもう1年レッドブルで続けようと決断した」マーク・ウェバーは、ワールドチャンピオンにはなれなかったが、自身のF1キャリアには満足しており、張ってインテルラゴスのパドックから出ていくつもりだと述べた。「そういう運命ではなかったみたいだ」とマーク・ウェバーは Auto Motor und Sportに述べた。「でも、誇り高い、誠実なキャリアだった」 「1回だけのチャンピオンたちには劣っていないつもりだ。複数回のチャンピオンになれたか?と言われれば、答えは明らかにノーだけどね」マーク・ウェバーは、レッドブルで緊張関係にあったチームメイトのセバスチャン・ベッテルの方が上手だったと述べた。 「セブは特別だ。それを認めることに抵抗はない」とマーク・ウェバーは述べた。「僕は自分のことを、アイルトン・セナのチームメイトだったゲルハルト・ベルガーに似ていると思っている。ゲルハルトも偉大なレーサーだったけど、タイトルには手が届かなかった」
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