フォルクスワーゲンが、レッドブルF1チームを買収する契約に合意間近だと元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンが伝えている。この取引は、今年序盤にフォルクスワーゲン・グループ内で議論されたとされ、契約を唯一妨げていたのが、フォルクスワーゲンの元会長フェルディナント・ピエヒの拒否権だったとされている。
エディ・ジョーダンによると、フォルクスワーゲンは、長年のエンジンサプライヤーであるルノーと決裂するとされるレッドブルを買収することを目を向けており、独自のエンジンでフルマニュファクチャラーチームとしてF1参戦することになるという。だが、エディ・ジョーダンは、フォルクスワーゲンは現在のレギュレーションに合わせてエンジンを設計しているが、少なくとも2018年まではグリッドに加わることはないとし、いうれにせよ、レッドブルは来年からおそらくフェラーリのエンジンを使用するとしている。だが、フォルクスワーゲン・グループが、どのブランドでF1参戦するかはまだ不明のようだ。アウディの可能性が高そうだが、過去にF1に参戦していたことのあるポルシェとランボルギーニの可能性もあるという。ポルシェ TAGのエンジンは1980年代にマクラーレンと何度か勝利を収めている。フォルクスワーゲン・グループには、シュコダ、セアト、ベントレー、ブガッティといったブランドがある。