ヴァージン・レーシングは、ヴァージン・グループが2010年のF1参戦を承認されていたマノー・グランプリを買収して誕生したF1チーム。ヴァージン・レーシングは、ヴァージン・ギャラクティックのアレックス・タイがチーム代表を務め、マノーの代表であるジョン・ブースはスポーティング・ディレクターの座に就く。テクニカル・ディレクターは、シムテックやベネトン、インディカーなどでデザイナーを務めたニック・ワースが担当。
ヴァージン・レーシングはイギリスのシェフィールドとビスターの2ヶ所に本部を置き、F1マシン開発は、ニック・ワース率いるワース・リサーチ社が担当。Virgin Racingの頭文字をとって「VR-01」と名付けられるヴァージン・レーシングのF1マシンは、風洞を使わずにCFD(Computational Fluid Dynamics)のみで設計するという独自のアプローチで開発される。エンジンはコスワースエンジンを搭載する。ヴァージン・レーシングの2010年のドライバーは、ティモ・グロックとルーカス・ディ・グラッシというラインナップ。カーナンバーはティモ・グロックが24、ルーカス・ディ・グラッシが25をつける予定。テストドライバーは、アルバロ・パレンテとルイス・ラジアの2名を起用することが発表されている。