クロアチアで計画されている新サーキット「クロアチア・リンク」が、将来的なF1開催を目指すプロジェクトとして大きな前進を遂げた。クロアチア南西部のスルニ近郊に建設が予定されている同サーキットは、環境面で重要なハードルをクリア。クロアチア環境保護・グリーントランスフォーメーション省は、この計画について全面的な環境影響評価(EIA)は不要との判断を示した。
ただし、既存の環境保護規則や関連法令の順守は引き続き求められる。この決定は、長期的なF1開催を視野に入れるプロジェクトにとって重要な節目となった。50ヘクタール規模の大型プロジェクトドイツのAuto Motor und Sportによると、クロアチア・リンクは約50ヘクタールの敷地を活用したモータースポーツおよびレジャー複合施設として計画されている。このプロジェクトで特に注目を集めているのが、1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴの存在だ。ヴィルヌーヴはアドバイザーとして計画に参加しており、その関与によって国際的な注目度も高まっている。また、この計画はすでにクロアチア当局から国家戦略投資プロジェクトとして認定されており、政府レベルの支援も受けている。2027年末の完成を目指すプロジェクト推進派は、このサーキットが地域経済の新たな成長エンジンになると期待している。首都ザグレブと国際空港から車で約75分という立地も強みのひとつであり、将来的な国際イベント開催に必要なアクセス面の条件も備えていると考えられている。現在の計画では、クロアチア・リンクは2027年末までの完成を目標としている。F1カレンダー入りを実現するまでにはまだ多くの課題が残されているが、今回の環境面での前進によって、クロアチア初のF1開催構想は現実味を増しつつある。
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