セバスチャン・ベッテルは、フェラーリのリアサスペンションレイアウトが2019年の問題な主な原因であるとの噂を否定した。フェラーリのマシンはストレートではうまく機能しているが、コーナーではメルセデスと比較して遅く、空力コンセプトがパフォーマンス不足のひとつの理由だと考えられている。
フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは「高速コーナーと低速コーナーとの間のバランスが正しくない」と認める。「グリップが不足している。それは常に空力とメカニカルの相互作用の結果だ」マッティア・ビノットがメカニカル面への言及は、フェラーリの問題がクレバーな油圧リアサスペンションシステムにあるという噂と一致する。しかし、セバスチャン・ベッテルはそれを否定する。「サスペンションは本当の仕事をしている。僕たちはシンプルにダウンフォースが不足していて、それによってタイヤの温度を失っている」とセバスチャン・ベッテルはコメント。興味深いことに、FIAは2021年にトリック油圧システムを禁止することを提案しているが、フェラーリを除くすべてのチームが存続させるべきだと主張している。