セバスチャン・ベッテルは、F1シンガポールGPでのフェラーリの戦略は“アグレッシブ”だったとして擁護した。3番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルは、オープニングラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抜いて2番手に浮上、レースをリードするルイス・ハミルトン(メルセデス)を追いかけた。
その後、フェラーリは15周目にアンダーカットを仕掛けるために動き、セバスチャン・ベッテルをピットに呼び寄せた。だが、まだピットストップを行っていないセルジオ・ペレス(フォースインディア)に引っかかることになり、ルイス・ハミルトンの前に出るばかりか、マックス・フェルスタッペンにも2番手の座を奪われることになった。さらにライバルは第2スティントにソフトタイヤを選んだのに対し、フェラーリはセバスチャン・ベッテルにウルトラソフトを履かせた。なんとか1ストップでレースを終えたものの、優勝したルイス・ハミルトンとの差は40ポイントに開くことになり、フェラーリの戦略ミスは明らかだった。しかし、セバスチャン・ベッテルは「僕はいつもチームを支持している」とコメント。「レースでアグレッシブに行くという決定は、それがうまくいけば素晴らしいことだ。今日はうまくいかなかった。かなりうまくいかなかったね。だから、僕たちはそれを調べる必要がある」「でも、僕たちは何らかを見ていたし、実施したのはそれが理由だ。クルマの中では全てをこなすのは難しい。自分がどこに出るかなどを知ることはできないからね」「総合的に最終的なギャップを見れば、今日の僕たちがレースで十分に速くなかったのは明らかだ。僕たちは原因を理解する必要がある」「どのようにレースをするか、どのタイヤでいくか、どれくらい多くのラップを走るかを決定するかに大きく左右される。僕たちは前に出て1位を獲得しようとしてやった。でも、ルイスはあまりに速すぎた。ここでは前に出ることができれば、ペースをコントロールできる。でも、僕たちが前に出ることはなかった」セバスチャン・ベッテルは、ウルトラソフトをレース終盤まで持たせられるかどうかはわからなかったと語る。「最後まで持たせられるかあまり自信はなかったけど、幸いにも僕たちはそれを成し遂げた」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「驚きだった。前にいたドライバーは消えて行った。フレッシュなタイヤを履いていたんだと思う。バルテリがついてこないことにも驚いた。彼は僕以上に苦しんでいた」F1シンガポールGPを終えて、コンストラクターズ選手権でもメルセデスとフェラーリとの差は37ポイントに広がった。「全体的に僕たちにはとても強力なパッケージがあると思う。プラクティスを通して僕のキミの二人とも競争力があった」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「最終的にレースの結果を見れば、僕たちは3位と5位でフィニッシュしている。たぶん昨日と同じようにクルマ本来のスピードがなかったんだと思う」関連:F1シンガポールGP 結果 | ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン
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