F1スチュワードは、先週末のバクーでセバスチャン・ベッテルにより厳しいペナルティを検討したと述べた。F1アゼルバイジャンGPのセーフティカー中、セバスチャン・ベッテルはルイス・ハミルトンにブレーキテストをされたと考え、手で怒りを表しながらクルマを横付けし、さらに自分のクルマをぶつけた。
セバスチャン・ベッテルこの行為には10秒のストップ&ゴー・ペナルティと3点のペナルティポイントが科せられたが、処分が軽すぎるとの意見が多く、FIAは3日(月)にこの件について改めて審議することになっている。F1アゼルバイジャンGPでスチュワードを務めていたパウル・グチャールは「もちろん、もっと厳しいペナルティーを科すこともできた。黒旗(失格)やレース出場停止などね」と Blick にコメント。「だが、ハミルトンにダメージはなかったし、我々としてはF1タイトル争いにあまり大きな影響を及ぼしたくはなかった」ベッテルの処分には様々な意見があり、元FIA会長のマックス・モズレーなどは、もっと厳しい罰を与えるべきだと主張しているが、現在F1モータースポーツ担当マネジングディレクターの職にあるロス・ブラウンなどは、F1には“情熱”が必要であり、あの程度のことには目をつぶるべきだと述べている。また、MotoGPのバレンティーノ・ロッシは「一人のドライバーがライバルと戦っていて、彼らが違うタイプであれば、常にクラッシュが起こる可能性はある」と Marca にコメント。「個人的には、僕はそういうのが好きだ。それがこのスポーツのいいところだからね」ルノーのリザーブドライバーを務めるセルゲイ・シロトキンは、セバスチャン・ベッテルは月曜日のヒアリングで追加ペナルティーを逃れることになるかもしれないと考えている。「正直、オンボード映像を見た限りでは、セバスチャンがわざとルイスにぶつけたかははっきりしない」「あの時、彼は手を上げて、顔を横に向けていたと思う。彼はクルマがルイスの方に向いていることに築かずに、接触してしまったかもしれない」「僕の意見だけど、みんなが言っているほど大げさななことではない思う」関連:【動画】 セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの接触
全文を読む