セバスチャン・ベッテルは、マックス・フェルスタッペンも時間とともに“落ち着く”はずだが、同時に彼の攻撃性は強さの1つだと考えている。マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGPでキミ・ライコネンと5位争いを繰り広げ、最終的にポジションを守り切ったが、そのアグレッシブなディフェンスはキミ・ライコネンの怒りを買った。
レース後、自分が回避しなければ接触が起きていたとキミ・ライコネンは訴え、一貫性のないF1のルールは“まるでジョーク”だと吐き捨てた。 これについて考えを聞かれたセバスチャン・ベッテルは、マックス・フェルスタッペンの攻撃性を擁護し、ペナルティのあまりの多さが外部からのF1の批判を容易にしてしていると指摘した。 「僕たちはレースをしにきている。マックスの強さの1つはあの強烈な攻撃性だと思う」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「もちろん、彼は時々一線を越えてしまうこともあるけど、僕はペナルティ連発や複雑なルールには反対の立場だ」「馬鹿げていると思う。外部の人たちは僕たちのことを笑っている。これは改善に取り組むべき問題だと思う。僕たちにできることはあまりないし、ちょっとトリッキーな状況だけどね」 今年のF1スペインGPでマックス・フェルスタッペンにF1最年少レースウイナーの記録を破られたセバスチャン・ベッテルは、年齢とともに彼も成熟すると考えている。 「(マックスも)そのうち落ち着くはずだ。少し時間を与えてあげてほしい。さっき言った通り、それも彼の強さの1つだからね。もちろん彼と戦っていて、前のクルマがフェアな動きをしてくれないのは困る」 「キミは全体の中でもかなりフェアなドライバーの1人だ。でも、そういうこともある。レースは長いし、シーズンも長い。この先も彼らがやり合う場面はまたやってくるだろうね」