セバスチャン・ベッテルは、フェラーリとの4日間のセッションを終え、フェラーリでの最初の経験を“おとぎ話”と表現した。先週、レッドブルとの契約が終了したセバスチャン・ベッテルは、すぐにフェラーリとの活動を開始。金曜日にフェラーリのファクトリーに到着したセバスチャン・ベッテルは、土曜日に2012年マシン『F2012』をフィオラノのトラックで走らせ、日曜日にはシミュレーターに丸一日を費やした。
月曜日には、フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネ、チーム代表マウリツィオ・アリバベーネ、技術責任者ジェームズ・アリソンを含めたチーム上層部と面会した。2012年マシンでの初走行を終えたセバスチャン・ベッテルは、特別な感情になったと告白した。「フェラーリについて、そして赤いクルマを走らせる感覚についてはは多くのおとぎ話がある」とセバスチャン・ベッテルは述べた。「結局、僕はそれらのおとぎ話を確かめることができただけだった」「それは単なる物語ではない。実在する真の伝説だ」「その一員になったことを本当に特別に感じている。クルマに乗って、人々が見にきて、トラックを駆け寄って、クルマを見るために壁をよじ登ろうとするのを見る」「とても魔法のようなものだし、今日の出来事は決して忘れることはないだろう」セバスチャン・ベッテルは、フィロラノでの初めての走行は、子供の頃に当時のヒーローであるイハエル・シューマッハを一目見たいと思ってマラネロを訪れたことを思い出したと述べた。「ずっと前にここに来たことを思い出した。小さな子供の頃のね。マラネロを通り抜けて、フェンスの向こうを見ようとしたんだ」「なので、正式にチームの一員としてここにいて、クルマを走らせ、チームを知るチャンスを得られたのは素晴らしい気分だ。独特の経験だった」「もちろん、僕にとっては非常に異なるカラーだ。全員が赤い服を着ているし、全てが赤い。でも、それは本当に特別なことだし、来年以降のチャレンジを本当に楽しみにしている」