マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は日本GPを前に、特定のイギリス人記者が同席する状況での取材対応を拒否する場面があった。2026年F1シーズンのレギュレーションを巡る議論の中心人物でもあるフェルスタッペンだが、今回の一件はマシンや規則とは無関係の、過去のやり取りに起因するものだった。今回の背景には、2025年シーズン中に起きた出来事がある。
フェルスタッペンはシーズン序盤に苦戦を強いられたが、ローラン・メキースのチーム代表就任以降に調子を上げ、終盤にはタイトル争いに復帰。しかし、その過程ではいくつかの問題も発生していた。その中でも象徴的だったのがスペインGPでのジョージ・ラッセルとの接触だ。レッドブル・レーシングはペナルティ回避のためポジションを譲るよう指示したが、その際にフェルスタッペンはラッセルと接触。これにより10秒のタイムペナルティを受け、最終的に10位へと後退した。この件についてフェルスタッペンは後に振り返り、次のように語っている。「その動き自体も、あの一連の出来事も良くなかった」「でもそれは、自分がすごく気にしているからだ。『どうせこのクルマはうまくいってないし、もういいや』とは思えなかった」「自分自身に対して、全力を出し切らなかったままクルマを降りることは受け入れられない」「だから自分に対して腹が立つし、80%で走ることはできない」「バルセロナであれだけ怒っていたのは、リスタートのストレートでの出来事とターン1でのことがあったからだ」「そしてポジションを返せと言われた時、すべてが頭に血が上った状態になった」「同じ状況になったとしても、ああいうことは来年は起きない。こういうのは学ぶべき小さなことなんだ」そして今回の鈴鹿でのやり取りにつながる。問題となった記者は、2025年のアブダビGPでこのスペインでの接触について繰り返し質問していた人物だった。フェルスタッペンは数カ月経過した話題を再び持ち出されたことに不満を示していた。さらに、その記者が質問する際の表情についても不快感を抱いていたとされる。鈴鹿で再びその記者が質問を試みた際、フェルスタッペンはその場で対応を拒否した。記者が「アブダビでの質問が理由で退席を求めているのか」と確認すると、フェルスタッペンはそれを認めた。最終的にその記者が退席した後、フェルスタッペンはこう言い放った。「これで始められる」日本GPに向けたフェルスタッペンの展望マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、開幕2戦を振り返りながら、日本グランプリに向けた展望を語った。中国GPではERS冷却の問題によりリタイアを喫するなど、理想的とは言えないスタートとなったが、チームへの信頼と鈴鹿への期待を強調している。「最初の2レースは、僕たちが望んでいたよりも少し厳しいものになったし、中国ではERSの冷却の問題でリタイアしなければならなかったのは残念だった」とフェルスタッペンは語った。「まだやるべきことはたくさんある。ただ、チームには大きな自信を持っているし、彼らはこうした問題を見直して、マシンのパフォーマンスを最適化するために懸命に取り組んでいる」「鈴鹿に向けては、ここは僕がレースをする中でも特に好きなサーキットのひとつで、高速コーナーが多いのが特徴だ。このサーキットにはチームにとって多くの歴史があるし、毎年ここに戻ってくるのを楽しみにしている」「鈴鹿に向かう前に東京で少し時間を過ごせるのもいいし、そこも含めて数日間を楽しみにしている」