マックス・フェルスタッペンは、2024年F1第8戦モナコGPの予選を6番手で終了。モナコで縁石に乗れないというレッドブル・RB20の弱点がシーズン後半に他のトラックでチームにダメージを与えるだろうと語った。マックス・フェルスタッペンはモナコで今季初めてポールポジションを獲得できず、明日のレースを6番手からスタートすることになった。予選ではポールポジションを獲得したシャルル・ルクレール(フェラーリ)に接近していたが、Q3での最終走行で第1コーナーでミスを犯し、フェラーリからコンマ3秒近く離されてしまった。
「順位にがっかりしているわけではない。パフォーマンスにがっかりしているだけだ」とフェルスタッペンは予選後にSky F1に語った。「もちろん、今週末を迎えるにあたってすでに限界があることはわかっていたので、僕にとっては驚きではない」フェルスタッペンは、縁石に乗らなければならないコーナーではライバルに比べてチームがタイムを失っていると語った。「酷い状況だ」とフェルスタッペンは語った。「縁石にまったく乗れない。ミドルセクターでは縁石の周りを走っているけど、正直言ってサスペンションもダンピングもないゴーカートに乗っているような気分だ。だから僕たちにとっては非常に難しい状況だ」「高速コーナーでは本当に快適だった。少なくとも楽しかった。でも低速コーナーでは、あまりにも多くを失っていた」「いくつかの場所ではタイムを稼ぐことができるけど、路面がバンピーでマシンが飛び跳ねる低速域では、僕たちはあまりにも多くのものを失っている」フェルスタッペンは、同じ問題が今後のいくつかのサーキットでチームを危険にさらすことを懸念している。「バンピーで縁石に乗らなければならないようなトラックがいくつか控えている。僕たちにとってそえは間違いなくリミテーションだ」「明日に目をむけると、レースが単純なものだったら、できることはそれほど多くない。マシンの幅が広くて大きいので追い抜くことはできない。でも、彼らに食らいついていくしかない」「最速のクルマがあるわけじゃないし、予選で順位を落としたわけでもない。だから、ペース的なアドバンテージとか、そういうものがあるわけでもない。でも、何が起こるか見てみるよ」マックス・フェルスタッペン「チームにとって全体的にあまり芳しくない週末だった。ここ数日間、多くの変更を試みたけど、マシンのパフォーマンスを最適化することができなかった。ストレートではいい走りだけど、カーブやバンプでは困難を極め、モナコのような市街地サーキットには向いていなかった。乗り心地がよくなくて弾みやすいので、非常にトリッキーだった。この課題は初めての課題ではなく、しばらく苦戦している。あらゆる手を尽くしてきたけど、防御壁にたびたび接触しそうになった気がする。限界までプッシュする時は確かに感触がいいけど、安定感という点ではとてもチャレンジングで、今日は最速には届かなかった。明日に向けて原因を突き止めるよう努力する。モナコでは予想もしなかったことが起こり得るので、あきらめてはいけないけど、僕たちは奇跡を期待しているわけではない」
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