マックス・フェルスタッペンは、2024年F1第6戦マイアミGPでマクラーレンのライバルに敗北したことを受け入れ、F1で「当然」の勝利を収めたランド・ノリスを称賛した。フェルスタッペンは日曜日の序盤をコントロールしたが、レース中盤のセーフティカー導入直前にピットインし、ノリスがセーフティカー中にタイヤ交換を行ったことでリードを奪われた。
レースが再開されるとノリスはフェルスタッペンのプレッシャーにさらされたが、なんとか1位をキープ。残り周回で確かなパフォーマンスを発揮してチェッカーフラッグを受けた。マクラーレンにとって2021年イタリアGP以来の勝利となったこの結果について、フェルスタッペンは「勝つ場合があれば、負ける場合もある。レースではみんな慣れているよね?」と答えた。「今日はちょっとトリッキーだった。ミディアム(タイヤ)ではすでに素晴らしいフィーリングではなかったと思う。引き離してはいたけど、本来あるべきものではなかった。ピットストップをしたときにマクラーレンのラップタイムを聞いて、「かなり速いな!」と思ったね」「でも、そのあと彼らがハードタイヤに履き替えた途端、特にランドは飛ぶように速かったし、ペースが上がった。あのスティントは僕たちにとって信じられないほど難しかったけど、もし悪い日がP2なら、僕はそれを受け入れるよ」。「ランドのことをとてもうれしく思う。長い時間がかかっていたけど、これが彼の最後になるわけではないだろうし、彼は間違いなく今日の受賞に値する」今日のノリスのペースには驚いたかと質問されたフェルスタッペンは「そうだね、序盤は後ろのオスカルとフェラーリに集中していたから、彼のことはよく見えなかったんだ」とコメント。「でも、ボックスに入ってから、彼が中古のミディアムでのペースを聞いた。『正気の沙汰じゃない』って思ったよ。つまり、僕だったら絶対にできないことだった」「だから、セーフティカーがなかったとしても、彼がフレッシュタイヤで出てきたら、僕はかなりプッシュしないと彼を抑えられないと思っていた。それでセーフティカーが来たんだ。そう、つまり... それがレースだ。それが有利に働くこともあれば、不利に働くこともある」「セーフティカーが出ても勝つチャンスはあったのに、セーフティカーが来てからは明らかに速さが足りなかった。それに気づいてからは、ただ落ち着いて2位で帰ってこようとした」フェルスタッペンは、レッドブルのマシンのパフォーマンスについて「レースではかなり悪かったと思う」と語った。「でも、それに加えて、ウイークを通じてマシンのフィーリングが良くなかった。ミディアムではまだ大丈夫だったけど、ハードでは惨事だった」「グリップが低くて、低速域でのバランスがとてもトリッキーだった。リアに預けることができなかったし、高速ではアンダーステアがひどかった。この2つの問題があると、2つの異なるものを追い求めることになり、バランスを取ることができない。だから、自分の持っているグリップに合わせたドライビングをした」マイアミ・インターナショナル・オートドロームでマシンを大幅にアップデートしたマクラーレンが 「真のペース」を発揮しているかと問われたフェルスタッペンは、「そうでないことを願うよ!彼らはアップグレードしてきたし、それが機能しているように見えるのは確かだ」「レースペースという点では、僕たちにとってベストな週末ではなかったと思う。僕たちはそれをすべて分析し、より強くなって戻ってくるよう努めるつもりだ」フェルスタッペンは、15周目にボラードをなぎ倒した。その件についてフェルスタッペンは「気に入らなかったので、取り外してフロントウイングの耐久性もテストすることにした。これでクラッシュテストは完了だ。ダメージはなかった。コーンは誰にとっても邪魔にならない場所にあったので、その後は基本的に自由になった」と語った。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿