マックス・フェルスタッペンは、メルセデスF1には「現時点で最速のマシンはない」として獲得を目指すトト・ヴォルフの希望に打撃を与えた。フェルスタッペンのレッドブルでの優位は今季も続いているが、ここ数カ月はチーム離脱の噂が絶えない。レッドブルのチーム代表のクリスチャン・ホーナーは不適切な行為の嫌疑が晴れたにもかかわらず、マックスの父親であるヨスは彼の存在がチームを「引き裂く}可能性があると述べている。
ヴォルフは外から事態の推移を見守っており、フェルスタッペンがフェラーリに移籍するルイス・ハミトンの後任として“ナンバーワン”の選択肢であることを認めている。フェルスタッペンは2021年のタイトル争いから生じた緊張は水に流したと主張する一方で、メルセデス移籍の可能性については否定的だ。レッドブルがF1最強の座に君臨する一方で、メルセデスは刷新したW15マシンの相関性に問題を抱え、ランキング4位に沈んでいる。ヴォルフが2025年の獲得を公に宣言していることについて質問されたフェルスタッペンは「彼には他に何もできない。彼がなぜそうするのかは理解している」とDe Limburgerに語った。「僕を無視することはできません。過去、レッドブル以前にもメルセデスと話し合いを行った」「その後、彼らは『成功するためにはあれもこれもやらなければならない』と言っていた。僕は今、それがどうあるべきかを示したと思う」「彼らは僕をあのクルマに乗せたがっている。それは理解しているしている。でも、数年前、もちろん、僕たちとメルセデスとの間に少し緊張関係があった...」「それはすべて許され、忘れられる。それは双方に言えることだ。でも、だからといって、今すぐほかの場所でドライブすべきだとは思わない」「それに、メルセデスは今、最速のクルマを持っていない。それがまさにレッドブルなんだ」マックス・フェルスタッペンは2028年までレッドブルとの契約を保持しているが、セルジオ・ペレスの現行契約が2024年末で切れるため、来季のチームメイトは未定となっている。フェルスタッペンとの超大型ラインナップを組むためにフェルナンド・アロンソが候補に挙がっていたが、アロンソは先週アストンマーティンと契約を更新した。ペレスが延長契約を結び、レッドブルに残留することが有力視されている中、フェルスタッペンはアロンソがペレスと並ぶことにならないよう干渉したことを否定している。「誰が僕の隣にいようと僕には関係ないし、チームにもそう伝えた」とフェルスタッペンは主張する。「僕は常に自分を信じているし、僕の考えでは、僕は誰よりもベストだ」「でも、僕に言わせれば、42歳のドライバーを雇うのはおかしいと思う。レッドブルには常に若いドライバーを育てる伝統がある」「セルジオ・ペレスとの契約は、すでにその伝統とは一線を画しているし、特に現在は42歳のドライバーとの契約について話題になっている」「フェルナンドとは非常にうまくやっていくことができているし、それは問題ではない。でも、チームの将来についても考えている。最終的には、誰がどこで運転するかを決めるのは彼ら(レッドブル)次第だ」
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