レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、今週末のF1アゼルバイジャングランプリに先駆けてすべてのF1パワーユニットコンポーネントを交換。完全に新しいF1パワーユニットをRB18に搭載している。FIA(国際自動車連盟)は、フリー走行1回目に先駆けてマックス・フェルスタッペンのRB18に、新しい内燃エンジン(ICE)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エキゾーストシステムを搭載されていることを公表した。
FP1でスピンを喫したマックス・フェルスタッペンはエンジンについて不満を述べていたが、レッドブルF1のヘルムート・マルコは「新しいエンジンは、正しく調整されるまでに常に時間がかかる。FP2では、これ以上問題はなかった」と説明した。レッドブル・レーシングのチームメイトであるセルジオペレスも今週末、彼の車に新しいコンポーネントを搭載しており、5つの新しい要素のうち3つを採用し、新しいICE、MGU-K、EXシステムを導入した。レッドブル・レーシングのライバルであるシャルル・ルクレールは、バクーに新しいターボチャージャーとエキゾーストを搭載。フェラーリユーザーでエンジンのコンポーネントを変更した唯一のドライバーとなっている。他のチームでは、マクラーレンF1のダニエル・リカルドがパワーユニット一式を交換。今後レースでより良い形を発見したいと考えている。また、アストンマーティンF1のドライバーであるランス・ストロールもAMR22で5つの要素すべてを変更した。ウィリアムズのドライバーであるアレクサンダー・アルボンとニコラス・ラティフィも、エンジンプールの最初のパワーユニットパーツから切り替えた後、自分たちを最前線に近づけるために、独自の完全なエンジン変更を行った。アゼルバイジャンでは、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルのメルセデスペアを含め、合計11人のドライバーがエキゾーストシステムを交換している。新しいパーツは今シーズン、各ドライバーに割り当てられたプールの一部であるため、ドライバーのパワーユニットの変更によって、今週末にグリッドペナルティが発生することはない。