マックス・フェルスタッペンは、最近、エンジニアに無線で怒りの言葉を投げかけていたが、アイスクリームで謝罪したことをレッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは明かした。レッドブルF1のヘルムート・マルコは、昨年、自身初のF1ワールドチャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペンは、今年、より落ち着いたドライバーとしてグリッドに登場すると予測していた。
しかし、シーズン序盤に信頼性問題によってリタイアや走行を妨害されたマックス・フェルスタッペンには不満が募っていった。前戦のバルセロナでは、DRSに不具合が発生。「DRSすらまともに作れないのか」と無線で怒りをあらわにした。これにはクリスチャン・ホーナーも「理解できる」と非を認めている。また、エミリア・ロマーニャGPのスプリントレースでは、エンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに『黙れ』と苛立ちを露わにしていた。クリスチャン・ホーナーによると、マックス・フェルスタッペンはアイスクリームを持ってジャンピエロ・ランビアーゼのところにいき、仲直りをしたと明かした。「マックスは彼が少し鋭かったかもしれないことを認識し、彼を見つけに行き、彼にアイスクリームをもって謝罪した」とクリスチャン・ホーナーはThe Standardに語った。「マックスは勝ちたいだけなので、ポジティブにチャネリングされている限り、問題はない」マックス・フェルスタッペンはイモラで最高得ポイントを獲得してシャルル・ルクレールとのドライバーズチャンピオンシップレースのギャップを埋め、スペインでの勝利でリードを奪った。シャルル・ルクレールの6ポイント差をつけたマックス・フェルスタッペンは、2回目のF1ワールドチャンピオンを追いかけている」「彼の前にはたくさんのレースがあるし、彼は進化し、良くなるだけだ」とクリスチャン・ホーナーはマックス・フェルスタッペンについて語った。「彼は、予選、レースのリーディング、オーバーテイク、タイヤの世話、チームへのフィードバックなど、あらゆる面で非常に強い」しかし、マックス・フェルスタッペンがいつの日かF1史上最高のドタイバーと見なされるかどうかにかかわらず、クリスチャン・ホーナーは「時間だけが教えてくれるだろう」と語った。「このレベルのドライバーは誰も素晴らしい。それはトップ10のテニスプレーヤーのようなもので、彼らがプレッシャーポイントに対処する方法だ。それはF1でも同じだ。それは、真のグレーテストたちが結果出すときに見るものだ」