レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年F1オーストリアGPの予選で3戦連続となるポールポジションを獲得したが、Q3でのラップは“完璧ではなかった”と不満げに語った。予選Q1をトップで通過したマックス・フェルスタッペンは、Q2でもミディアムタイヤでトップ通過。Q3では、1度目のアタックでフェルスタッペンがトップタイムをマーク。
2度目はタイム更新に至らなかったが、このタイムに及ぶドライバーはおらず、3戦連続となるポールポジションを獲得した。「Q1とQ2の手ごたえはよかったけど、Q3については素晴らしいラップを走れたと思っていないので、完全には満足していない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「ここレッドブル・リンクでまたポールポジションを獲れたことはもちろんうれしいし、3戦連続というのもチームにとって素晴らしいものだと思う。ただ、僕はいつも完璧を目指しているので、今日はものすごくうれしいというわけではないし、どこが上手くいかなかったのかをこれから分析していく。ここまで、いつもこうやって成長してきた」「僕たちのマシンは力強く、チェコ(ペレス)も3番手にいるので、レースが本当に楽しみだし、一緒にプッシュして多くのポイントを持ち帰りたい。今日のランド(ノリス/マクラーレン)のパフォーマンスは素晴らしかったし、ここまでそれなりに近い場所を走ってはいたけど、明日のレースでのライバルになるとは思っていなかった」「ここ数レース、マシンとエンジンがパッケージとしてよく機能しているので、とてもうれしく思っているし、明日に向けては自信がある。ただ、明日は先週よりもタイヤが柔らかく、マネージするのが難しくなる。また、なによりライバルは強力なので、僕らにとって簡単なレースなど一つもないと思っている」「今日はグランドスタンドにオレンジ・アーミーが戻ってきてくれたことも本当に素晴らしいことだ。ここまで(無観客のレースが続き)長い時間がかかったし、今日のような光景を見られたことを本当にうれしく思っている」おそらく、納得がいっていないのは予選Q3の最後のアタックだ。隊列の先頭でアタックをすることになったマックス・フェルスタッペンは、無線でエンジンアに不満を露わにしていた。その件について質問されたフェルスタッペンは次のように答えた。「出ていって、自分が最初だと気付いた。そのまま続けたけど、ストレートであれほど多くのタイムを失うとは思っていなかったし、次回はどうすればいいかを僕ちは知ったと思う。あんなことをするよりボックスにいたほうがいい」マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) / 2021年 F1オーストリアGP 予選