レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPへの意気込みを語った。近年、スタートダッシュを決めることができなかったレッドブル・レーシングだが、今年は開幕戦でポールポジションと2位、第2戦で優勝とこれまでとは違い序盤戦からメルセデスと互角の戦いを繰り広げている。
前戦F1エミリア・ロマーニャGPでの勝利についてマックス・フェルスタッペンは「もちろん、勝つことができてとてもうれしかった」と語る。「イモラでの勝利は素晴らしいものだったし、特にバーレーンで優勝を逃したあとだけに、とても満足感があった。バーレーンでのレースでは、学ぶべきことがあるのは明らかだったので、僕らはそれを実行し、勝利をつかみ取ることができた。長いシーズンだということも分かっているので、集中し続けなければならないし、僕は常に先を見ている。イモラでも完璧というわけではなかったので、プッシュし続けなければならない」3番グリッドのマックス・フェルスタッペンは、好スタートを決めて1コーナーでリードを奪った。また、今季マシン『RB16B』は他チームよりもフロア規則の変更の影響を受けていないと感じている。「スタートでは何が起こるか分からないものだけど、いいスタートができたと感じた。土曜日は最高のパフォーマンスではなかったので、ターン1からレースをリードできたのはいい気分だった」とマックス・フェルスタッペンは語る。「RB16Bは速くて、グリップがあり、バランスがいいので満足している。フロアで発生するダウンフォースが減少したけど、僕たちはほかのチームよりも減少量が小さかったのだと思うし、僕たちがいい形で前進できたことも示していると思う」「いい形でシーズンを開始できた。このチームに来てから最高のシーズンスタートになっているけど、シーズンは長いので、チャンピオンシップ争いをするには、進化し続けなければならない」今週末のF1ポルトガルGPについてマックス・フェルスタッペンは「今年またポルトガルに戻るのが楽しみだ」と語り、ポールポジションを狙えるマシンを手にした今年はレースに向けての心持も違っていると語る「昨年は表彰台に立ったけど、今年はマシンもよくなっているので、そこから可能な限りすべてを引き出し、さらに楽しめればと思っている」「ここまでのレースウイークでは、毎回勝利のチャンスがあると感じてきたけど、ポールポジション争いができることが分かった今は、また少し心持ちが違う。これまで何年もかけて多くのことを学んできたので、これから何が起きるのかとても楽しみだ。簡単なことではないけど、今シーズン戦い続けられるように、できることはすべてやっていく」