レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンにとって、F1ハンガリーGPは感情のジェットコースターのようなレースとなった。決勝スタートの20分前にマックス・フェルスタッペンはスタートさえできない状態に見えたが、最終的に2位表彰台でレースを終えた。エンジニアとの無線にはいくつか興味深いやり取りがみられた。
マックス・フェルスタッペンの日曜日は劇的なかたちで始まった。スターティンググリッドに向かう途中、フェルスタッペンはターン12でクラッシュ。フェルスタッペンはエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼからスタート地点までドライブすることを強く要求するまでピット戻るつもりでいた。ジャンピエロ・ランビアーゼから無線でそう伝えられてもマックス・フェルスタッペンは「わかった。でも、サスペンション全体が逝っちゃってるよ」と信じていない。だが、レッドブル・ホンダF1のメカニックは驚異的な仕事を実現する。作業ができる制限時間とである15時5分のわずか25秒前にRB16は修復された。エンジニアの頑張りに応えるかのように素晴らしいスタートを切って1コーナーでアウトサイドのラインを選んだマックス・フェルスタッペンは、オープニングラップで7番手から3番手まで順位をあげる。「なんて素晴らしいスタートだったんだ」と語るマックス・フェルスタッペンにジャンピエロ・ランビアーゼはすぐに集中力を維持し、コンディションに目を配らなければならない伝える。だが、すぐに1回目のピットストップの機会がやってくる。ピットレーンスタートでミディアムに交換したハース勢に続き、1周目にソフトに交換したダニール・クビアトが区間ベストをマーク。2周目にはシャルル・ルクレールがソフト、バルテリ・ボッタスがミディアムに交換。3周目にはさらに9台がピットイン。だが、マックス・フェルスタッペンは4周目にピットインした最後のグループの一台だった。「ノースリック、ノースリック」と3周目にマックス・フェルスタッペンは伝えている。「今、ラップタイムはどれくらい?」ジャンピエロ・ランビアーゼは「今は1分43秒だ。ボッタスはセクター3で0.3秒速い」と返答。「それなら僕たちもピットインするか」このタイミングが奏功してマックス・フェルスタッペンは2番手でコースに復帰。その後もポジションを維持してスタートで出遅れたバルテリ・ボッタスの0.7秒差で追撃をかわして2位表彰台を獲得した。 この投稿をInstagramで見る F1-Gate.com(@f1gate)がシェアした投稿 - 2020年 7月月20日午前1時39分PDT
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