レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2020年F1マシンではラップレコードが次々と更新されるとの予想に同意するが、それはダウンフォースに依存しているため、エキサイティグなレースを生み出すことには役立たないと危惧している。2020年はF1レギュレーションに大きな変更がないため、各チームがマシンを熟成させることが可能となった。ルノーF1チームのエステバン・オコンは、今シーズンはすべてのF1ラップレードが更新される可能性があると予測している。
実際、先週の初の新車での走行となったF1バルセロナテストでは、メルセデスのバルテリ・ボッタスが早くも昨年のF1スペインGPで自身が記録したコースレコードに0.326秒差に迫っている。マックス・フェルスタッペンは、今年新しい記録が樹立されるのを目にするのは素晴らしいことだと認めつつも、ダウンフォースに依存したマシンが先行マシンからの“汚れた”空気のなかにいるときに相対的にパフォーマンスが低下することを考えると、コース上でのレースは“ますます悪化”することになると懸念している。この問題は2020年のF1レギュレーションの大改革の重要な引き金となった。2021年の新世代F1マシンはグラウンドエフェクトでダウンフォースを生み出すようにF1マシンは変貌を遂げ、コース上で他のマシンに追従する際に苦労しないことを目的に設計されており、より緊密で競争的なレースアクションを生み出す助けになると考えられている。2021年F1マシンの初期のシミュレーションによると、現世代のマシンよりもおよそ3秒遅いと算出されている。「ラップレコードを更新するのは素晴らしいことではあるけど、正直、僕は良いレースを好む」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「マシンは運転していて素晴らしいし、超高速だ。僕たちはいくつかラップコードを更新するのは確かだろう」「でも、マシンに追従しているときは不可能だ。本当に多くのダウンフォースが失われるし、もちろん毎年マシンは早くなっているので、ますます悪化している」「来年のクルマは楽しくて運転しやすいものではなくなるだろうけど、レースが良くなることを期待している」マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダの2020年F1マシン『RB16』はシャシーのデザインの進化により、前年マシンよりも安定性が向上しており、潜在的なパフォーマンス向上を感じたと語る。「全体的にもう少し一体感が増している」とマックス・フェルスタッペンは説明する。「でも、それも目標だった。だから、そこにあまり驚きはない。僕たちはシーズンの終盤にすでにそこに取り組んでいたし、昨年からすでに今年のアイデアをテストしていた」「だから、それは冬以降に僕たちがすでに狙っていたものだった。マシンに飛び乗ったら、まさにそれを感じることができた」マkックス・フェルスタッペンは、1週目のF1バルセロナテストで合計254周を走破。メルセデスのルイス・ハミルトンの273周に次いで2番目に長い走行距離を走り切った。
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