F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、マックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオンになるためにはミスから学ぶ必要があると語る。マックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGPの予選Q3でバルテリ・ボッタスのクラッシュによって提示された黄旗で減速しなかったことで3グリッド降格ペナルティを受けてポールポジションを失った。
レースではターン2でルイス・ハミルトンと接触して順位を落とし、さらにバルテリ・ボッタスをパスした際に接触してタイヤをパンクさせて最後尾に後退。そこから挽回をみせて6位でフィニッシュした。ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンとの事故を“磁石”だと表現し、フェルスタッペンとホイール・トゥ・ホイールのバトルをする際は他のドライバーとは異なるアプローチをとっていることを認めた。「マックスはいくつかミスを犯し、それが高い代償を払った。土曜日にバルテリ・ボッタスのQ3でのクラッシュに続く黄旗を無視したことに始まり、減速しなかったことを露骨に認めた」とロス・ブラウンはコメント。「日曜日には1周目にかなりの怒りを感じた。彼はスタート直後のターン2でハミルトンと交錯した。事態をさらに悪化させたのは数周後にスタジアムセクションでボッタスを抜く際にやや野心的な動きでパンクしたことだ。ほぼそれでおしまいだった」「ハードタイヤでの66周のマラソンスティントを含む20番手から6位に挽回した彼の精力的な戦いはほとんど慰めにはならないだろう。フェルスタッペンは彼の年齢もしくはその欠如を示した。彼はまだ22歳であり、改善の余地は十分にある」「重要なことは自らのミスから学ぶことだ。それは50歳であっても当てはまることだが、20歳であればなおさらだ」「ルイスが示しているように、勝つべきレースでも、そうではないはずのレースでも勝たなければならない。それがワールドチャンピオンになる方法だ」