レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、昨年までのチームメイトであるダニエル・リカルドが抜けても、レッドブルのマシン開発にそれほど影響はないと考えている。昨年末、レッドブルで5年間を過ごしたダニエル・リカルドがルノーに移籍。マックス・フェルスタッペンはチームリーダーの役割を担うことになった。前半戦は2勝を挙げるなど勢いがあったレッドブル・ホンダだが、後半戦に入ると他チームほどの改善は果たせていない。
しかし、マックス・フェルスタッペンは、ダニエル・リカルドの離脱がマシン開発に影響を与えているとは思わないと語る。「ダニエルがマシン開発に大きな貢献をしていたとは思っていない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「去年は金曜日に2つの異なるセットアップをテストできていた。最終的にベストなものを組み合わせたり、1つの方向を選んだりしていた。サーキットを知らないルーキーと走っている場合、彼にはすぐにベストなセットアップは期待できない。まず彼はトラックを知ることになる」「今はしばしばカレージの僕の側でいろいろなことを試しているけど、走行できる時間がかなり限られているので、多くのことはできない。でも、最終的にクルマは風洞を使ってさらに開発していかなければならないし、セットアップは多くは変更できない」「僕たちには新しいウイング、新しいフロアが必要だし、すべてを一貫性して開発していく必要がある。その点では以前ほど強くなかったと思う」来年にレッドブル・ホンダがパフォーマンスを改善させるためには何が必要かと質問されたマックス・フェルスタッペンは「全員が100%を尽くしているし、全員がそれを最大限に生かそうとしている」とコメント。「唯一、今年は新しいフロントウイングのせいで僕たちにとって少し難しくかったように思う。そこは僕たちが今年の冬に検討しなければならない部分だ。もちろん、僕たちには来年改善するための多くのアイデアがある。いくつかは今年もうまくいっているし、うまくいっていないものもある。でも、常に良くなれることはある。僕たちが何がうまくいかなかったかを把握していると思うし、来年にむけて対策を講じていく」