マックス・フェルスタッペンが今季2勝目を挙げたことで、レッドブルを離脱するというストーリーはトーンダウンしている。マックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダは、雨で大波乱となったF1ドイツGPで今季2勝目を挙げた。過去3戦で2勝を挙げたことでレッドブル・ホンダの勢いは明らかに上昇している。
2019年のチャンピオンシップはメルセデスのルイス・ハミルトンの独走で終わるかと思われたが、F1ドイツGP終了時点でハミルトンとマックス・フェルスタッペンの差は63ポイント差まで縮まった。まだシーズンは前半戦が終わっただけだ。F1ドイツGPの優勝後、2019年のタイトルについて質問されたマックス・フェルスタッペンは「わからない。彼らはチャンピオンシップではるか先を進んでいる」とコメント。「ポイント差はまだ2勝以上だし、メルセデスはまだ優勢なチームだと思う。今日はとにかう非常にトリッキーだった。そうだね、彼らの日ではなかった」だが、マックス・フェルスタッペンのマネジメント人はタイトルの可能性を完全には除外していない。マックス・フェルスタッペンのマネージャーを務めるレイモンド・フェルミューレンは、レッドブル・ホンダの進歩を後押ししているのは、雨天やメルセデスのミスではないと語る。「我々はまだ小さなステップを重ねていく必要がある」とレイモンド・フェルミューレンは Formule 1 にコメント。「だが、シルバーストンを見れば、2位でフィニッシュできたはずだし、ポールポジションも可能だったかもしれない。我々は本当に大きく近づいていると思う」「メルセデスでさえ、ピットストップでパニックに陥ることがあることがわかった。だが、我々は全てがパーフェクトだったし、チームは素晴らしかった」マックス・フェルスタッペン陣営は、ほんの1ヶ月前にレッドブルとの契約には解除条項があることを明らかにし、2020年にレッドブルを去る可能性があることをほのめかしていた。しかし、そのストーリーはトーンダウンしている。「それがどういうものかはわかっていると思う。このビジネスはパフォーマンスと同義であるため、誰もがパフォーマンス条項を有している。誰もが高いレベルにいたいと思っている」「我々はずっと『ここに非常に満足しているが、勝ちたい』と言ってきた。今、我々は勝っている」2019年シーズンは残り10戦あるが、レッドブルとホンダは開発の手を緩めることはない。「我々はレッドブルでまだ何が進行しているかをわかっているし、ホンダで何が進行しているかをわかっている。かなりの自信をもってシーズン後半にアプローチしている」「我々は非常に強力な後半戦を戦えると本気で思っている」
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