レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、ホンダのF1エンジンのパフォーマンス向上のためならグリッド降格ペナルティを受けることも厭わないと語る。ホンダは、今週末のF1アゼルバイジャンGPでレッドブルとトロロッソの4台全車にアップグレード版“スペック2”エンジンを投入。第4戦という早い時期での変更は、両方のチームのドライバーに妥協を強いることになる。
しかし、マックス・フェルスタッペンは、エンジン制限を超えて潜在的なグリッド降格の可能性が現実化していることにも動じてはないと語る。「実際、僕はホンダがアップグレードを投入するために本当に懸命でプッシュし続けてくれていることを本当に嬉しく思ている。それは常に良いことだ」とマックス・フェルスタッペンはバクーでコメント。「例えば、去年オースティンのように後方からスタートしても表彰台でフィニッシュできることを示したと思うし、ペナルティは大きな問題ではないと思う」「僕たちが少し多くのエンジンを使うことで、シーズン終盤に僕たちがパワー面でメルセデスとフェラーリとのギャップが本当に縮まっていると言うことができるのであれば、僕は満足だ。問題ないことだ」マックス・フェルスタッペンは、ホンダの“スペック2”パワーユニットは、パフォーマンスより優れた信頼性を提供することに焦点が起これていると強調する。「主にエンジンの耐久性と信頼性に関するものだ。パフォーマンス的にも少しは良くなるとは思っているけど、それほど大規模なものではない」「それは常により良いものになる可能性がある。彼らはさらに優れたエンジンコンセプトを求めている」「彼らがそれを実現したことを嬉しく思っている。最初のエンジンはまだ使うことができるし、それと比較して新しいエンジンがもう少し長く走ってくることを願っている」マックス・フェルスタッペンは、ホンダの努力はメルセデスとのギャップを縮めるための橋渡しになると考えているが、純粋なパワーで言えば、まだフェラーリが優勢に立っていると語る。「僕たちはメルセデスに近づいていると思う。でも、それが実際に優れているかどうかを言うには常に難しい。全員が常に改善しているからね」とマックス・フェルスタッペンは語る。「現時点では、僕たちはリタイアすることなく、3位が1回、4位が2回と結果を常に最大化することができまている。それは時にコンマ1秒を獲得するよりも重要だ。常に壊れてしまうよりね」「総合的に僕たちはレースの方が少し競争力があると思うし、予選ではいまだフェラーリだけが際立っている。それは巨大なように思える」「以前にも言ったように、彼らはそこで本当にうまく機能する何かを見つけたし、それは良いことだ。なぜなら、ホンダがさらに懸命に仕事をする動機を与えてくれるからね。いずれにしろ、彼は懸命に仕事をしているけどね」