マックス・フェルスタッペンは、F1オーストラリアGPの決勝でフェラーリをコース上でオーバーテイクできたのはホンダのためにも素晴らしいことだと語る。レッドブル・レーシングは今年からホンダのF1エンジンを搭載。RB15は開幕戦で強さを見せ、マックス・フェルスタッペンがコース上でセバスチャン・ベッテルを抜き去って、3位表彰台を獲得。ホンダに11年ぶりの表彰台をもたらした。
下馬評ではフェラーリ優勢と見られていたが、蓋を開けてみれば、メルセデスがすべてのセッションでトップタイムを記録し、レースでも1-2フィニッシュを果たす圧倒的なペースを発揮した。「テストからは何も推測できないことが示されたと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。誰もがフェラーリはとても強いだろうと考えていた。フェラーリ自身でさえそれほど速く速くなかったことに少し驚いたと思う。でも、その一方でメルボルンはとても珍しいサーキットだ」RB15と比較してメルセデスはどうだったかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「中速コーナーは僕たちにとってあまり最適ではなかったと言わなければならない。4~5速ギアのコーナーの話ね。そこはもう少し向上できるはずだ」と語る。今年からホンダのF1エンジンは追加のブーストを可能とする“パーティモード”が搭載され、予選でもマックス・フェルスタッペンはフェラーリの2台に割って入るスピードを示した。「僕たちには“パーティモード”があるし、それがわかったはずだ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「トップスピードに関してはすべてがいい感じだ。ホンダのためにもフェラーリをコース上でオーバーテイクできたのは本当に素晴らしいことだったね」レース全体でパーティモードのボタンを押したくならなかったかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「いいや。エンジンが持たないことはわかっているからね」と答えた。次戦はメルボルンとは異なり、常設サーキットが舞台となるバーレーンGPとなる。4本のストレートのあるストップ&ゴー型のサーキットであり、メルボルンよりもエンジンのパフォーマンスが問われることになる。「まだ成り行きを見守る必要がある。当然ながら、完全に新しいクルマだし、バーレーンで好パフォーマンスを発揮する必要がある。通常、僕たちのクルマはあの場所で問題はないと言われているしね」とマックス・フェルスタッペンは語った。
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