レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、18番グリッドから2位表彰台まで挽回したF1アメリカGPのレースでレーシングシューズが壊れるくらい激しくプッシュしていた。ギアボックス交換によるペナルティで18番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンだったが、オープニングラップで9番手まで浮上。スーパーソフトでロングスティントを走る1ストップ戦略を敢行し、優勝したキミ・ライコネンにあと一歩のところまで迫った。
「ちょっと予想外ではあったけど、良いスタート、良いオープニングラップを走れたし、すぐ5番手、4番手まで戻ることができた。先頭集団についていくことができたし、僕たちには本当に良いペースがあった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「僕たちは正しい判断をしてバルテリをアンダーカットし、そこからは自分たちのレースを戦うことができた」「最後は少しプレッシャーをかけられると思っていたけど、残念ながら最後の3~4周は、周りのソフトタイヤ勢と比較してスーパーソフトタイヤがなくなっていた」レッドブル・レーシングは、今週末のF1アメリカGPの決勝レースのために特別デザインのレーシングスーツとシューズを擁していた。「それでもとても満足している。シューズが壊れてしまったよ。ハードにプッシュしたからだと思うけど、良い気分だったね」F1アメリカGPでは、ルイス・ハミルトンがF1ワールドチャンピオンに王手をかけており、最後はマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンのスリリングな戦いが展開された。ルイス・ハミルトンとのバトルについてマックス・フェルスタッペンは「その時点で僕はリアタイアに本当に苦しんでいた。ターン12でロックしてしまったし、その後のS字で良い戦いがあった」とコメント。「ルイスは迫っていたし、少しドアを閉めなければならないコーナーもいくつかあった。そのあと、彼はアウトサイドから抜こうとしていたけど、その高速コーナーで僕はすでにギリギリだったし、とにかくずっとスライドしていた」「ルイスが多くのスペースを残しているのもわかった。少しでも脹らめば、タイヤに多くのタイヤカスがついてしまうし、再びグリップが戻るのに1周くらいかかる。だから、2位でフィニッシュできてうれしいよ」