F1メキシコGPで今季2勝目を挙げたマックス・フェルスタッペンだが、他のルノーのエンジンを搭載するマシンにトラブルが続発したことで、自分のエンジンも壊れないかと心配しながら走っていたことを認めた。オープニングラップのターン1とターン2のセバスチャン・ベッテルとのバトルを制してトップに立ったマックス・フェルスタッペンは、その後、メルセデスのバルテリ・ボッタスとのギャップを大きく広げてトップでチェッカーを受けた。
しかし、レースではレッドブルのチームメイトであるダニエル・リカルドがターボの故障でリタイア、予選Q2でトラブルに見舞われてパワーユンットを交換していたトロ・ロッソのブレンドン・ハートレーもエンジンから白煙を上げてストップ。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグはERSのトラブルが発生してチェッカーフラッグに到達することができなかった。マックス・フェルスタッペンは、他のルノーエンジン勢の問題が気になっていたと認めた。「ピエールは走っていたと思うけど、多くのマシンがブローしてリタイアしているのが見えたので、もちろん、ちょっと心配だった」「TVスクリーンでリカルドがリタイアしたのが見えたし、そのあと僕の前にいたもう一台のトロ・ロッソが火を噴いた。『何てことだ。僕には起こらないでくれ』という感じだったね」「幸いにも、僕はかなり新しいエンジンだったし、それがかなり役になったかもしれない。でも、ダニエルもとても新しいエンジンだった」「今年の序盤に僕は不運に見舞われていたし、今回それが起こらなかったことをとても嬉しく思う」その一方で、マックス・フェルスタッペンは、レッドブル RB13のパフォーマンスを称賛している。「僕は全てのラップで引き離していた。クルマのバランスは素晴らしかったし、タイヤを労わりつつ、ホームにクルマを持ち帰ることができた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「クルマが優れていることはわかっていたけど、今回のレースで優れているかどうかはわからなかった」関連:【動画】 F1メキシコグランプリ 決勝 ダイジェスト